Android2.1のXperiaのバッテリー消費について

Android2.1のXperiaに感じることで書いたのだが、Android2.1になったXperiaはなかなか良い感じだ。で、気になるのはバッテリー消費。数日使ってみて、自分なりの結果が出たので、それを書いておこうと思う。

Android1.6のXperiaについては、Xperiaの何日でもバッテリーがもちそうな設定で、相当絞り込んだ運用でなら結構頑張れるという結論だった。PULL型のGoogle Syncをやめて、メールだけはPUSH型のmoperaメールを使おうというのがポイント。Gmailからmoperaメールに転送するという、考え込んだ運用だ。

では、Android2.1のXperiaならどうなのか。

結論から言えば、Android1.6のXperiaと比べると、遙かにバッテリー消費が優秀になっている。Google Syncを有効にしていても全く問題ない。

何が変わったのだろうか。Xperia(に限らず、スマートフォン)のバッテリー消費は、以下の2つに分類することが出来る。

  1. 実際に操作している時のバッテリー消費(使用時間)
  2. 操作せずにGoogle Syncなどのバックグラウンドサービスだけが動いている時のバッテリー消費(待受時間)

Android1.6のXperiaは、使用時間だけでなく待受時間のバッテリー消費が大きかった。ユーザとしても、使用時間にバッテリーが消費されるのは仕方ないと思うのだが、自分が使っていない待受時間にどんどんとバッテリーが消費されてしまうのは、どうにも我慢できないのではないだろうか。Androidではバックグランドサービスがいろいろ動いているので、待受時間でもバッテリーが消費される。それは分かっているのだが。

そういうことがあって、Google SyncをやめてmoperaメールのPUSHにすることで待受時間のバッテリー消費を減らそうということになる。

Android2.1のXperiaでは、使用時間のバッテリー消費は特に変わっていないように思う。やはり、結構バッテリーが消費される。大幅な改善が見受けられるのは待受時間のバッテリー消費だ。Google Syncを有効にしていても、待受時間にはバッテリーはほとんど消費されていない。この違いがある故に、Android2.1のXperiaはバッテリーが持つように感じるのだ。

待受時間でも気をつけたいのことが2つある。1つは、圏外では電波のサーチでバッテリー消費が大きくなるので、待受時間でも結構バッテリーが消費されること。明らかに圏外の時間が長くなる時は、機内モードに変えた方が良い。もう1つは、バックグラウンドサービスが多すぎるとやはりバッテリー消費が大きくなるだろうということ。Android1.6のXperiaほどではないが、タスクキラー系のアプリは使っていた方が良さそうだ。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。