33歳の誕生日に寄せて

6月15日は私の誕生日で、今日で33歳になりました。
30歳になってもう何年か経って、いまや20代が少し懐かしいくらいだったりします。

誕生日に何か書こうと思って、いままで何を書いてきたか過去のブログを振り返ってみたのですが、自分でも意外なほど誕生日にはあまり書いていませんでした。なぜだろう。私は節目ごとに何か始めたり、書いたりすることが好きなはずなのに・・・。

最近、技術書を買うことが増えていて、技術書以外もエンジニアに関係する本も買っているのですが、いま鞄の中に入っているのはこの本。

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なんともはや。さすがに私はギークというほどでもないと思うのですが、ただ、最近は面白そうなプロジェクトをリーダーとしてやっていたりして、エンジニアってのはやっぱり面白いなぁとか思っているので、その思いが高まってこんな本を読んでいたりするのですね。

このブログにNagiosの集中講座記事を書いているのも、エンジニアの必需品ともいえるMacBook Airを買ったのも、iOSのディベロッパー登録をしたのも、Amazon Web Serviceの実験を再び始めたのも、エンジニアとして何かもっと面白いことがやりたいなぁと思っているからです。

考えてみると、私のキャリアというのは(ソフトウェア)エンジニアでしかなくて、そのことについてはそれなりの評価を受けていると思っているのですが、ここ何年かはずっとエンジニアを辞めたいとか、いややっぱりエンジニアしかないとか、そういう気の迷いをずっと繰り返していて、時には鬱っぽくなりながら、そういう姿がこのブログの記事にもなっていたりするわけです。(だいぶ、その時期は過ぎたと思っていますが)

しかし、33歳になって、やっぱりエンジニアなんだなぁと思ったり、エンジニアとして面白いことが出来るか、つまらないことしか出来ないかは、自分の心がけ次第というか、自分の考え方や動き方や、準備や決意や行動次第だと気づいて、なにか悟りのようなものが出来てきたような気がするのです。

まだ、どうすればおもしろおかしいエンジニア人生が歩めるかはまだ分かりません。どこかの会社にずっと所属し続けるのが良いのか、転職を続けるのが良いのか、フリーになってノマドだぜぇ!とか言うのが良いのか、はたまた起業するのが良いのか、それは分からない。

とりあえず、INOCCU VISIONというブログを続けて、常に前向きな情報発信を心がけて(今までは後ろ向きな記事も多かったりして、それはあまり良くないのかもしれませんね。といって、それを消してしまうのも忍びないけれども)、良いエンジニアであろうという思いを積み重ねて、出来るだけおもしろおかしい仕事をしようという心意気を持って、それが人並みの幸せにつながるのか、むしろ遠ざかるのかは分からないけれども、日々をおもしろおかしく、出来れば周囲の人もおもしろおかしくさせるように過ごすのが良いのではないかと思っています。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。