OM-D E-M5 ファーストインプレッション

昨日買ったOLYMPUSのOM-D E-M5ですが、今日は少し撮影をしてきました。
特に撮影のあてもなく、神保町やら秋葉原やらといった辺りをふらついて何となく撮っただけなので、これといったものが撮れずにガッカリしているのですが、そんな中でも気づいたことがいくつかありますので、その辺をファーストインプレッションとして書いてみようと思います。

ちなみに、E-M5が発売されたのは2012年3月のことであり、今さらブログにレビュー的な記事を書くことに何の意味があるのだろうか?という気がしないでもありませんが、E-M5は今でも普通にカメラ店、量販店で販売されており、OM-Dとしては2台目のE−M1が発売された後ですが、E-M5との関係はどちらかというと上位機であり、後継機というわけでもなく(後継機のような気もしますが、だとしたらE-5にとっての後継機でもあり、微妙な立ち位置にいるE-M1であります)、当面は現行機ということではないかと思いますので、しっかりレビューしていきたいと思う所存です・・・。

もうちょっと、広角寄りが欲しいと思った

例えば、この写真は神保町にあるパーラー「さぼうる」が良い外観だったので撮ってみたのですが、構図的にはもう少し広めに取った方が良いように思います。なんか、変なトリミングをしちゃった後のように見えないでもない。

なぜこういう構図になってしまったのかというと、14mm〜42mmの標準ズームを付けてワイド端(14mm)でカメラを構えて撮ってみたところ、自分が思ったより視野角が狭かったのですね。だったら、もう少し後ろに下がれよという話なのですが、まぁいいかとシャッターを切ってしまった・・・。

これ、なんでだろう?と考えてみたのですが、つい数日前まで使っていたPENTAX Q7の感覚で構図を取ろうとしたのが問題ではないかと気づきました。Q7はもともと標準ズームでも広角寄りの視野角になるため、それと同じような場所に立って構図を取ろうとするとダメなのだろうと。まぁ、これはレビューというより、自分の感覚の問題ですね。

ちなみに、この問題を自分の感覚ではなくカメラ側でどうにかしようと思ったら、もっと広角のレンズを付けるということになります。マイクロフォーサーズでは、この辺でしょうか。

ただ、これは明らかに超広角レンズですから、自分の方をどうにかするべきでしょう。

さすがの解像感

次は、こちらの写真。奥の方にスカイツリーが見えますが、それだけという写真です。

本当に何の配慮もなく、ただ、スカイツリーが見えたことが嬉しくてシャッターを切っただけなのですが、この写真をトリミングしてスカイツリー部分だけを原寸で見てみると・・・。

IMG 0395 2

おぉ。しっかり細かいところまで撮れている。ついでに、肉眼では気づきもしなかった鳥もいる。

E-M5は、プロカメラマンが使っても満足できる画質だということらしい(E-M1に関するインタビューでOLYMPUS担当者の言。E-M5で不十分なのはフォーサーズレンズを付けたときのAF速度だということらしい。だから、フォーサーズレンズ資産を持つE-5ユーザを取り込むために、E-M1はコントラストAFと位相差AFの併用になっているわけですね。)のですが、この解像感を見ると肯けます。ノイズも全然ないですよね。

秋葉原の入り口とも言える万世橋から撮ったものですが、水面が美しく撮れています。

お散歩カメラとしてQ7と比べると・・・

ナノ一眼であるQ7と、(少なくとも去年までは)ミラーレス機の最高峰であるE-M5を比べること自体野暮ですが、お散歩カメラとして敢えて比べてみます。

Q7は、コートの大きめなポケットならその中に入ってしまうほど小さく、その起動の速さも相まって、うっ撮りたい!と思った瞬間に撮れてしまう気軽さがあります。電源ボタンの位置も軍艦部の一般的な場所にあり、本当にカメラを取り出してからシャッターを切るまでが短時間です。ファインダーがないので、カメラを顔に近づけてファインダーを覗くという行為がないことも良いのでしょう。

一方、E-M5は電源スイッチ(ボタンではない)が液晶画面の右下という特殊な場所にあり、起動もQ7より遅く、ダブルズームキットの標準レンズなら沈胴式のためにズームリングを回す必要があり、さらにファインダーを覗くという行為が必要となります。(やっぱり、E-M5はファインダーを覗きたいし)

「撮影すること」をメインテーマとしたお散歩ならばいざ知らず、撮影が付随行為に過ぎない場合は、Q7の方が適性が高いと言えそうです。

ただ、分かりきったことではありますが、基本的にE-M5はそういう目的のために作られたのではありません。同じOLYMPUSの中でもそういう用途はPENが担っています。OM-Dシリーズは「しっかり撮影という行為をする」ためのミラーレス機なのです。

とはいえ、同じ用途について、E-M5と一眼レフ機を比べるならば、逆のことが言えるかもしれません。ミラーレス機としては比較的大きめのE-M5とはいえ、一眼レフ機と比べると圧倒的に小さく、マイクロフォーサーズ用レンズの小ささもまたAPS-C用レンズとは比べものにならないほど小さいのです。

一眼レフ機を持ってお散歩するのは、完全に撮影が目的であり、そうであるが故にあれほど大きく重い物を持ち歩こうとするわけです。E-M5なら、そこまででもありません。

もともと私がE-M5に期待していたのは、Q7より画質が良く(E-M5に関してはAPS-C機とも遜色ない画質(どころではないのかもしれませんが・・・))、一眼レフ機よりも気軽に持ち歩けるということなのですから、その期待に十分応えているとも言えます。

さて、今週末はジェットスターにて、高野山に行ってきます。もちろん、E-M5を持って行きますので、それまでに少しでも使い方を覚えておきたいところです。

この記事を書いた人

井上 研一

経済産業省推進資格ITコーディネータ/ITエンジニア。
合同会社井上研一事務所代表、株式会社ビビンコ代表取締役。
北九州市出身、横浜市在住。AIやIoTに強いITコーディネータとして活動。北九州市主催のビジネスコンテスト「北九州でIoT」に応募したアイディアが入選し、メンバーと株式会社ビビンコを創業。著書に「初めてのWatson」、「ワトソンで体感する人工知能」など。セミナーや研修講師での登壇多数。