かまぼこハウスで落語家アンドロイドについて話してきました

Tech Garden Schoolのイベントに参加してきました。

会場は、慶應SFCのすぐ近くにある「かまぼこハウス」というコワーキングスペースです。

かまぼこハウスはこんなところ。
木のぬくもりのある空間ですね。都心からかなーり遠いけど。

なぜか、料理もしました。

 

私の発表は、なぜか落語家アンドロイドについて。(主催者からの指定があったので。。。)

かなりアットホームな感じのイベントになりました。

発表された内容では、VR(仮想現実)の話が面白かったですね。
Oculus Riftも初体験しました。

落語家アンドロイドについて、少し補足。

この発表でも触れましたが、桂米朝アンドロイドが有名ですね。
ただ、現状では桂米朝師の風貌を再現して、落語の仕草が少し出来て、米朝師の口演を載せているだけかなと思います。
(もちろん、現在もまだ進化中とのことなので、どこまで進歩するのか注目したいところです。)
それでは単に再現でしかなくて、当時のビデオを実物化しただけに過ぎないのではないか?という疑問が、この発表内容を作ったきっかけでした。(実物化の方法は、実際の物体でなくても、VRでやっても良いと思いますが)

今回のテーマは「落語家」アンドロイドだったので、そもそも落語家とは何をしている人だろうかということや、落語の仕様を掘り下げて、どういうアンドロイドが出来たら真に「落語家」と言えるのだろうかと考えました。

でも、最終的には人間そっくりのアンドロイドがやった芸を、人間が心の底から笑えるのだろうか、感動できるのだろうかという哲学的な問題になるように思います。

アンドロイドでもVRでも、真似っ子ではなく、その特性を活かした表現方法を見つけ出す方が良いのではないかと思います。
まぁ、アンドロイドの語源は「人のようなもの」なので、人の真似をすることこそが、その特性なのかもしれませんが。。。

最後は、慶應SFCの学祭で打ち上がった花火を見ました。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。