IBM Watson Summit 2016に行っていました

5月25~26日(ビジネスデーを含めると5月24日から)に、グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールで行われたIBM Watson Summit 2016に参加してきました。

私が参加した2日間とも会場は超満員で、いざセッション会場に入ればさておき、セッション開始前のホールはもの凄い人だかり。Watsonの注目度の高さがありありと分かるイベントでした。

IBMとしては、Watsonはコグニティブ・コンピューティングのプラットフォームという位置づけのため、いわゆる人工知能とは直接関係しないセッションや展示も多かったのですが、興味深い発表が多く、非常に参考になるイベントであったと思っています。

Watsonは人工知能か否か

Watsonを人工知能と言って良いかどうか、これは意外と難しい問題で、その辺はセッションを見ていて非常に面白かったです。

基本的に、IBMはWatsonを人工知能とは言いません。1日目のジェネラルセッションで、日本IBMのポール与那嶺社長が講演を行いましたが、やはりWatsonを人工知能とは表現しない。でも、その後に講演を行ったソフトバンクの宮内社長が自分のパートが始めるや否やシンギュラリティに関するビデオを流し、Watsonは人工知能であると言いまくる。なんだかなぁと思う講演であったのですが、ふつうの捉え方としては、やはりWatsonは人工知能のカテゴリに入るとは思うのですね。

でも、やっぱり「21世紀宇宙の旅」の悪役たるコンピュータHAL9000のHALを1文字ずつずらすとIBMになるという都市伝説もあったりして、その辺のトラウマというか、Watsonに対する誤解に対する警戒感はあると思います。

淀川長治さんが力説しております。

Watsonというネーミングだったり、Watsonの地球のまわりを光線が走り回るようなアバターを、いかに警戒感を与えないようにするかという挿話は、「IBM奇跡のワトソンプロジェクト」という書籍(ある意味で小説)にも含まれています。

でも、決してWatsonはそういう、人間に脅威を与える存在ではありません。その点は力説しておきます!(IBMの回し者ではありませんが。)

Watsonについては・・・

Watsonについては、いま、お仕事で使っておりまして、研究を進めています。
最近、人工知能に関する記事がこのブログで増えたのはその影響です。

それ以外にも、Watson関連のことがあるのですが、ここではまだ明らかにしない方が良いでしょう。。。

ということで、当社(私)としては、今後もしばらく人工知能そしてWatsonを追っかけていきます。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。