McAfee Site Advisorで危険なサイトと判定されてしまった場合の対応

このブログで使っているinoccu.comというドメインは、前に書いたように、ドメインオークションで入手しました。

オークションといっても、inoccu.comというのが価値のあるドメインどいうわけではなく、単に私が以前取得していたドメインが失効した後、業者に奪われてしまったのを取り戻しただけなのですが・・・。

McAfee Site Advisorで危険なサイトと言われる!

ドメインの入手も無事すんで、意気揚々と使い始めたのですが、McAfeeのウィルス対策ソフトを入れていたLet’s noteでGoogle検索してみると、検索結果の後ろに「!」マークが。これは、McAfeeのウィルス対策ソフトの機能の1つであるサイトアドバイザーが、危険なサイトだと判定したものです。
McAfeeのウィルス対策ソフトは高いシェアを有しており、このような表示が出てしまうとなると、せっかくGoogleの検索結果で上位に現れても、とても閲覧してもらえないでしょう。これは、マズい!

mcafee-threat

で、なぜ、このような表示になったのかを確認してみると、WebカテゴリがSpam URLsと分類されており、中程度のリスク(Medium Risk)があると判定されています。
リスクとして登録されたのが2012年1月。かれこれ4年以上もリスクのあるURLと認識されていたようです。

おそらく、ドメインが転売業者に渡った後にSPAM扱いされるようになったのだと思います。(ちなみにメールアドレスのブラックリストには入っていないようなので、ドメインの購入を促すWebサイトの存在がマズかったようです。)

慌てず騒がず再判定を依頼しよう

このような判定が下っていたとしても、McAfeeに再判定を依頼することができます。

Custom URL Ticketing SystemのCheck Single URLページで、サイトのURL(https://inoccu.net)を検索すると、現在のWebカテゴリ(SPAM URLs)が表示され、新たに分類してほしいカテゴリを3つまで指定します。

check-single-url

再判定の依頼は匿名でも行うことができますが、その場合は再判定の結果が出るまでしばらく時間がかかるようです。
確実に、急いで、再判定して欲しい場合は、Custom URL Ticketing Systemにユーザ登録を行い、その後で再判定を依頼しましょう。

ユーザ登録の後で再判定を依頼すると、チケットが発行されるので、再判定の状況を確認することができるようになります。

再判定は迅速に行われる

custom-url-ticketing-system

上のスクリーンショットからも分かるように、7/15に行った再判定の依頼が、同じ7/15でクローズしています。
実際には、再判定の依頼から2時間程度しかかかりませんでした。

新たに分類されたカテゴリはBusiness、リスクは最小のMinimal Riskと判定され、安全なサイトという扱いになりました。
その後、半日くらい経過してから、Site Advisorでの判定も安全と表示されるようになっています。

mcafee-google_071616_020618_PM

これで一安心です。’

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。