昨日は、GoDaddyを使うとMicrosoft 365 Professionalの独自ドメインメールが使えるようになるという話を書きました。
独自ドメインメールについては、今年のゴールデンウィークあたりから使っているのですが、今日からはこのサイトをGoDaddyのWordPressホスティングサービス上に置いています。
実は、数年前にもGoDaddyのWordPressホスティングサービスを使っていました。
WordPressのホスティングサービスを使う理由
昨日まで、このサイトはMicrosoft AzureのVirtual Machine上に構築したUbuntu環境で稼働させていました。それなりのスペックのインスタンスを契約しているので、表示速度は問題なかったと思います。自分で構築したサーバなので、自由が効くというのもメリットでした。
それが、またぞろホスティングサービスに戻った理由は、一言で言えば「プロに任せられる安心感」です。
というのは、私は長年ITエンジニアをやっているので、サーバ構築はある意味でお仕事です。だから、自分でサーバ構築ができないとか、WordPressの動作環境を安定させられないとか、そういうことは多分ないと思います。現に、自分で構築したサーバ上で、このサイトを運用してきましたし…。
しかし、別にインフラエンジニアとしてずっと仕事をしてきたというわけではなく、どちらかというとアプリのエンジニアです。それに、このサイトのコンテンツを作ることは私にしかできませんが(私のサイトですから当然です)、サイトのサーバ環境まで自分で全て管理しなければならないというわけではありません。
それならば、このサイトを置くサーバについては、お金を払って、プロに任せた方が良いだろう。その方が安心感があります。昨日書いた独自ドメインのメールにしたって、自分でサーバ構築しているのであればメールサーバも運用できます。実際、常用していないドメインのメールについては、自分のサーバで運用しています。でも、仕事で使うメールであれば、その道のプロに任せた方が良いと思うわけです。このサイトも、仕事で使うメールと同じくらい、安定して稼働させたいので、同じことです。
そういえば、ずいぶん昔に、こんな記事を書いて、当時少しバズったことがあります。
11年前の記事なのでむちゃくちゃ古いのですが、当時、独自に運営していたと思われる広瀬香美さんのサイトが落ちて、ココログで運営していた勝間和代さんのブログは大丈夫だった。だから、インフラについては寄らば大樹の陰であると。そういう内容でした。
インフラに関するその感覚は、11年たった今、クラウドというものがこれだけ普及して、さらに重要度が増したのではないかと思います。
GoDaddyのWordPressホスティングはどうなのか?
GoDaddyはアメリカ企業であり、WordPressホスティングのサーバは北米にあります(他にもあるようですが、アジア向けに配信するなら北米サーバが自動的に選択されます)。ネットワークレイテンシ的に、日本向けに日本語で配信しているこのサイトを北米に置く理由はほとんどないと思います。
日本にもWordPressホスティングサービスはいろいろあるので、もしかしたら、そのうちそちらに移転する可能性は否定しません。ただ、ドメインもメールもGoDaddyにお世話になっているので(メールについてはGoDaddy+Microsoft)、とりま、このサイトもというだけだったりします。
ただ、最近になってCDNサービスとかもデフォルトで提供されるようになっており、キャッシュの活用などでページ表示の体感速度は今までの大差ないかな…という気がしています。
また、WordPressの他のプラグインを使わなくても、GoDaddy独自のストックフォトサービスから記事で使う画像をダウンロードできるようになっているというメリットもあり、なかなか気が利いているのです。
というわけで、今日からしばらく?GoDaddyのサービスを使って、このサイトを運営していこうと思います。やっぱり他のところに移転…ということになれば、感想や理由などをこちらに書くことにします。
ついでに
サーバを移転したのと同時に、サイトのデザインを一新しました。一新というか、以前、使っていたSnow Monkeyテーマに戻しただけですけどね。
Snow Monkeyで構築していたサイトは、合同会社井上研一事務所のサイトとして運営していたので、その会社をなくした後、心機一転するために使うのをやめていたのです。でも、やっぱり使い勝手の良いテーマなので、会社がなくなってから半年経ったこともあり、そろそろ戻しても良いかなと。