ITC Conference 2023

11月17~18日の2日間は、神保町のベルサールアネックスで開催されたITC Conference 2023に参加していました。リアル(会場)とオンラインのハイブリッドになって久しいのですが、私は今年もリアル参加。ITコーディネータ協会の皆さんをはじめ、多くのITコーディネータ(ITC)に直接会える機会というのはなかなかないので、できるだけリアル参加するようにしています。

旧交を温めたり、ご紹介などをいただいて新たな出会いをいただけたりする機会は、とても重要です。ITコーディネータになるメリットは、もちろんプロセスガイドラインの知識を学べたり、毎年の資格更新のために研鑽を続けることでもあるのですが、人とのつながりが増えるというのも忘れてはいけません。そうした人のつながりから、新たなお仕事につながることもあります。

そもそも、ITコーディネータになるためにはケース研修という6日間の研修を受ける必要があります。いまはコロナ禍のときにオンライン化が進められたこともあって、いまでもオンライン開催の研修もあるようですが、私の時はリアルで膝をつき合わせて喧々諤々の議論をしてグループワークを進めたものです。
また、私が受講した研修機関(ITC-METRO)では、事前研修や試験対策講座もあり、都合3ヶ月くらいの間、毎週土曜日は同志と会っているという感じでした。もちろん、飲み会も毎回のようにあって、その縁からITCになった後も勉強会組織を形成し、昨日は懇親会を行いました。

そんな機会にもなるITC Conferenceですが、今年は表彰式と事例発表が多かった印象。新たな表彰制度も始まったので、それだけITCがConferenceの舞台に立つことが増えたのは良かったと思いますし、他のITCの活動を知ることができるのは、自分のITC活動の中で参考になります。
私も所属させていただいているIT経営コンサルティング九州(ITC九州)も3つの賞を受け、表彰式の舞台に立っていました。素晴らしいことです。

昨日の懇親会でも話に出たのですが、私たちがITCになって、もう8年経ちます。
ちょうど独立したばかりで何かのきっかけにしようと取得したITCですが、いろいろなご縁に恵まれて本当に様々な経験をさせていただいています。ITCになって良かった、と思っています。

これからもITCとして、新たな活動を始められそうです。そんな機会になった2日間でした。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。