新年に「世界が驚くニッポンのお坊さん 佐々井秀嶺、インドに笑う」を読む

あけましておめでとうございます。
今年、最初の投稿です。

NHKの「行く年来る年」を見て、年が明けて早々、文春オンラインにあった佐々井秀嶺氏のインタビュー記事を読みました。

もっと国を愛する心を持つことが必要だと思う。今、それがないんだ、我が祖国には。国が傾けば、若者は海外に逃げようとするし、男は女を愛することばかり考えて、女も男を愛することばかり。まあ、それを考えるのも悪くないんだけど、愛国心を持てば、責任がある行動が自然に備わってくると思うんだ。

ということが書いてあって、正しい愛国心とはこういうものだな・・・と思ったのです。
自分の生まれた街、住んでいる街に誇りを持ち、発展を願い、微力を尽くす。その延長線上にこの国を愛する心があるのだと思います。だからこそ、自分の社会的立ち位置も踏まえ、これからどういう活動をしていくかを考えることにつながります。

そんなことを思いつつ、早速、この記事で紹介されていた本「世界が驚くニッポンのお坊さん 佐々井秀嶺、インドに笑う」を読んでみました。

佐々井氏の奮闘

この本は、佐々井秀嶺氏のインドでの奮闘を描いた興味深い作品で、特に彼の哲学と行動の背後にある深い思考に感銘を受けました。

佐々井氏の生い立ちから、インドでの体験、特に多くの困難に直面しながらも不屈の精神で仏教の復興とカースト制度外の人々の団結に尽力したエピソードは、大変興味深いものです。

佐々井氏は人生の紆余曲折を経て、インドの高僧となり、インドでの仏教の復興と、カースト外にいる人たちに団結することを教えて、生活を良くする取り組みを続けています。

様々な敵に命を狙われながらも、俺は日本男児と歯を食いしばって、ガハハと大声で笑っている。そんな彼の行動は、単に宗教的な教えを広めることに留まらず、社会的な変革をもたらす力を持っていることを示しています。

こんな日本人がいたのかという驚きとともに、著者の白石あずさ氏との微笑ましいやりとりも交えて、どんどん読み進めることができました。

自分の使命は何か

俺がここにいる最大の理由は、龍樹から与えられた使命だからだ。人は誰にでも使命がある。

佐々井氏が龍樹から受けたという「使命」への取り組み方、特に仏教の教えを基にした「無我」の概念の解釈は、単なる自己犠牲ではなく、他者に対する深い共感と理解を示しています。
自分の使命はなんだろうと考えるきっかけを与えてくれました。

この本を読んでいる中で、世界の多くの地域が様々な困難に見舞われていることを思い知らされています。

元旦から能登半島で大規模な地震、2日は羽田空港での事故と、多くの困難に見舞われています。被害に遭われた方、亡くなられた方にはお悔やみを申し上げます。
さらに今日は北九州市・小倉の鳥町食堂街では火災が発生し、延焼が続いているとの報に接しているところです。

自分にできることは多くありませんが、何か出来ることはないか、自分の使命は何かを考えて、この一年を過ごしていきたいと思います。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。