WBS2.0その3

続いてQ&A Session。

まず、参加者とのQ&Aのいくつか。

「イントラブログについて。ブログエンジンとFeedpathの相乗効果は?」
ブログエンジンはOEMで提供している。自社ブランドでは来月くらい。
イントラネットにおいては社内でFeedが広がって行く。イントラネット向けのFeedpathを提供していく。

「個人が他者のコンテンツを引っ張ってくることが簡単になり、そこでアフィリエイトで稼いでしまうことの懸念」
よく課題になる。個々のコントロールはしづらい。そのフィードをFeedpath等のリーダーに登録することは任意であり、読者側でコントロールできるのでは?
Feedpathがまずリーダー機能から提供したのは、そのためでもある。
インターネットはオープンさが重要で、それをコントロールして消し去るのは良くない。モラルが重要。Feedpath、Feedburner、asahi.comでの実証実験。

「サイトがなくフィードを発信しているケースでの広告」
基本的には1次ソースを重視したい。良いコンテンツを作って、そこで稼ごうとしているのなら、自然と広告費が付くだろう。

「サイトから広告を除いたフィードに、また広告を入れることについて」
有効な情報なら、広告が入るのは当然と思うべき。

「広告を打つこと自体が縮小しているのではないか?行き着くと、広告ではビジネスできず、モノの売買でしか利益が出なくなるのではないか?」
広告マーケットが縮小しているとも言われるが、広告には一定の価値がある。
実際、店舗があったら何らかの広告は必要となるし、ブランディングも必要。
これからは、クリエイティブ性が必要なのではないか?どのような広告表現をするかが重要。
チープ革命は、すべてがチープになるわけではない。何かがチープになったら、その上で繰り広げられるビジネスが大きくなる。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。