強いニッポンが見えてきた!

日本、勝ちました!!!

今日から始まったバレーボール女子アテネ五輪世界最終予選で、我らが全日本女子チームは世界4位のイタリアにフルセットの激戦の末、勝利をおさめました。
今日の全日本には、強さを感じました。相手が世界4位のイタリアであるにもかかわらず、「勝てそうな予感」を持つことができました。
もちろん、リードしていたから・・・ということもありますが、これまでの全日本なら、たとえリードしていても、ちょっと反撃されると、なんとなく負けそうな予感があったのです。それが、なぜか、今日は勝てそうだったのです。

私は、実はもう5、6年も前に、V-Stationというバレーボールサイトを作っていたことがありました。当時、日本最大級であり、雑誌にも何度も取り上げられていました。その頃の全日本は、ちょうど大林、山内、佐伯といった名選手たちと、大懸、佐々木といった新しい選手たちとの端境期であり、こういってはナニですが、全日本がとても弱い頃・・・もとい、新しい全日本を作らねばならない頃でした。
去年のワールドカップから栗原、大山といったニューヒロインが登場し、過去の名選手と思っていた吉原が復活し、長かった冬の時代から、ようやく春が見えてきたという印象を持つに至りました。ワールドカップでは残念ながらアテネ五輪の出場権を取ることはできなかったものの、5位という大健闘を見せてくれたのです。

そして今日から始まった最終予選。私がV-Stationを作っていた頃のスターであった大懸が成田と名前を変えてリベロとして復活、ワールドカップで大器の片鱗を見せた木村も大成長、そしてプリンセスメグこと栗原が(あえて言おう!)大林以来の大エースへの道を歩み始め、今日の勝利を私たちに見せてくれました。

今日の勝利を快挙というべきではないでしょう。「快挙」という言葉は勝てないと思っていた相手に勝った時に使う言葉だからです。今日の勝利はアテネへの単なる1勝です。この新しい柳本全日本は、アテネ五輪の切符を取るのです!快挙という言葉は、アテネでこそ使えばいいのです!
がんばれ!ニッポン!!

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。