W31T購入から1週間

W31T購入から1週間が経って、自分の中で評価が固まってきました。
その評価は、「これは名機かも」というもの。大体、WINになってから購入した機種は不満が少ないのですが、W31Tほど不満が少ないのは珍しい。
今のところ、不満らしい不満といえば、電池の持ちが少々心もとないことと、iTunesで作った自作着うたフルがミュージックプレーヤーに登録出来ないことの2つくらい。
電池については致命傷になる可能性もありますが、W31Tで自分の使い方に関して言うと、1日使って夜になったら目盛りが2になるくらい。それに目盛り2になってからも、そこそこ持つので、心もとないのは事実でも、具体的に困るほどでもない。
自作着うたフルは、そもそも仕様外であるし、iTunesでエンコードしたファイルが苦労なく再生出来るだけでも満足すべきで、これは贅沢過ぎる不満でしょう。

何気ない点では、キータッチをしていると、ちょうど手に当たる電池蓋がギコギコいうのは、ちょっと嫌なところ。
タスクリストまでの画面遷移が遠いかなとか、カレンダーの機能がもう一息奮起して欲しかったとか、EZナビウォークはやっぱり地磁気センサー欲しいなとか。
まあ、そこまで言うと、わがままだと思いますが…。

逆に、これは良いというポイントは、やはりその薄さであり、フルブラウザの出来の良さ。正直言うと、それまで主にブログの記事投稿に使ってきたリナザウの出番を相当に奪ったのです。リナザウには自作のソフト(DmBlogger)まであるのに…。
さらに、携帯動画変換君で作った動画ファイルが実に簡単に再生出来ることも良さの1つ。メーカー保証外ながら、512MBのminiSDを認識するので、相当の動画を持ち歩くことが出来ます。

また、使っていて嬉しいのは、待ち受け画面からメニューへの画面遷移以外の動作がサクサクであることや、画面デザインの美しさ(メニューのアイコン以外)、本体の色遣いの良さ(これは好き好き)。こういった点は、使うごとに満足度が上がる効果があります。
そうそう、辞スパはこんなに便利とは思いませんでした。リナザウにも辞書が入っていますが、携帯の方が手軽で使用頻度が高いです。

ということで、案外、不満なところが出てきましたが(あれ?)、それでも、これまでの機種と比べれば少ない方。派手な飛び道具的機能がないだけ、実用にこなれていて、飽きの来ない、長く使える機種と言えそうです。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。