経営コンサルタントになろう!

前の記事からの続き。なんで、また、マクロ経済学の勉強をし始めたのか…。
それは、中小企業診断士を受験しようと思っているから。

あれ?行政書士は?という話になりますわな…。
昨日の夜、成田のホテルで、知り合い(主に前の会社の同僚)の皆様にはメールでお知らせしたりしたのですが、7月から友人(彼も前の会社の同僚)が取締役をやっている会社で働くことになりました。
そこでは、営業の仕事をします。今まで7年もSEをやって来て、営業は未経験ですが、これは頑張るしかない。
なぜ、営業か。それは、自分のキャリアの行く先として、経営コンサルタントとして独立する道を見出したから。そのためには、営業の経験は必須。その会社の会長にそう言われ、自分もその通りだと納得したのです。
中小企業診断士の資格も、やはりその会長に言われたことです。

中小企業診断士という資格は、経営コンサルタントとして唯一の国家資格ですが、その会長に言われるまで、自分の中で全く意識していない資格でした。経営コンサルタントという職業も、やはり意識の外にありました。
しかし、中小企業診断士になるには?みたいな本とか、どういう仕事なのか…というガイドブックを見てみると、自分にとっては、非常に興味をひかれるものでした。

そうした本にいろいろ目を通してみて、感じ取ったのは、「これは芸能人みたいなものだな…」ということ。
あー、また、誤解を招き易いことを言っちゃったかな。
なぜかというと、中小企業診断士・経営コンサルタントという仕事は、基本的に喋り、書く仕事であるということ。独立してやっていくには、自分の知名度がかなり重要になるということ。要は自分の芸を売る仕事である!
あぁ、さらに誤解を広げてしまったかもしれない。
ちょっとその誤解を取り除くべく話を続けると、喋る、書くという芸は、自己満足でやっても意味がありません。たしか、つんくが言ってましたが、「俺は自分の好きな音楽ができれば良いんだ!」という人にはあまり意味がなくて、「相手がどんな音楽を聞きたいのか」を考えないといけない。その上で、(自分を)プロデュースする。
中小企業診断士の場合、お客さんが求めているのは、的確な診断とそれに基づくアドバイス。もうちょっと直観的に言えば、あぁ、この人の話を聞いて良かったな、この人の文章を読んで良かったな…と思ってもらえること(そして、経営者は実行に移し、経営成績の向上という成果につながる)。そういう話、文章でなければならないのです。そのためには、相手が求めていることを把握する能力が必要だし、そもそも話を理解し、何かを話し始めるだけの知識(もちろん経験も)が必要。
そういう前提を置いた上で、やはり喋り、書く、自分の芸を売る仕事だと思ったのです。自分の芸で相手をハッピーにするのです。それはやっぱり、芸能人みたいなものです。
(ここまでの考えは、中小企業診断士の仕事の中では、どちらかというと講演、講師、執筆活動についてのものになっているように思います。もう一つ肝心な診断活動がありますが、それも顧問契約先にフィットした話で、継続的にやっていくという違いはあっても、基本は変わらないのでは?と思っています。)

自分は、こうやってdm。に記事を書き続けているように、文章を書くのが好きで、プレゼンテーションはもっと好きという人です。
文章にせよ、プレゼンテーションにせよ、好きというだけで、全然実力がないのは分かっています。それはこれから、磨いて行かねばならない。
そして、何より喋る中身をしっかりさせないといけない。だから、その手始めに中小企業診断士の資格であり、マクロ経済学なのです。

長くなってしまいました。
去年からずっと、ああでもない、こうでもないと、自分のキャリアデザインを考えてきました。
その現時点での結論が、上記のようなことです。
そうそう、何年後(10年くらい?)かに、いざ独立するとなったら、その屋号はデジタルモーニングにしようかな…なんてなことを、考えています。ITに強みを持った事務所なら、悪くない名前だと思うのです。



この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。