いろいろ考えた

今日、壊れたSDカードの交換をしに横浜に行ったのですが、その用事が終わるとこれといってやることもなく、せっかく横浜に来たのだからすぐに帰るのも忍びなく…。
雨の中、みなとみらいまで歩いて、夕食がてらファストフードに入って、ノートを開いて何かしら書き付けていました。(ま、横浜まで来てやることじゃない。)

最近、「魔の6月」という意識があって、一昨年、去年と何かしらあったのは6月でした。
だから、今年は平穏に過ぎてくれよ…なんて思っているわけですが。
でも、なんとなく考え込みやすい時期らしく、「なんで会社辞めたんだっけな、これからどうするのかな」という去年嫌になるほど考えたことを、また考えたりするのでした。

でも、去年と今年が違うのは、それが決して後ろ向きにならないことで、いろいろ書き付けているうちに、「あぁ、今やってることは間違ってないな」と結論付けられたのです。

会社を辞めるもっと前、自分の強みってなんだろうな?とか、自分は何がしたいのかな?といったことを考えて、フランクリンプランナーにミッションステートメントとしてまとめたことがありました。
そこで出てきた自分が強みと思っていることは、「理解力」、「自分なりの意見」、「プレゼン」という3つで、つまりは何が問題かを理解し、自分なりの対策を持て、それをしっかりプレゼンできるだろうと。まぁ、そういうことです。

それは、SEとしても十分に活用でき、必要なスキルセットです。
しかし、そのスキルをもっとエンドユーザに近いところで、反応をリアルに感じながら…という、また1つの欲望を満たすことを考えると、私が勤めていたSIerではちょっと遠いなと感じたのでした。
そして、いずれは一角のプロフェッショナルとして、発信し続ける人になりたいという願望も、また難しいなと思ったのです。

いま、行政書士を目指しているのは、そうした自分の強みをもっと強く発揮でき、また他の欲望やら願望やらを満たす手段として、自分が選べる選択肢としては、なかなか望みがあるのではないか…と思った故です。

行政書士という仕事は、単に資格を取っただけではダメで、その上で何か自分なりの分野を見つけて、そこで一角の人間にならなければ、成功は望めないといわれます。
なかなか難しいことではあるけれど、上に書いたような自分の欲望やら願望と、実にシンクロしているのです。

ここまで話を整理したときに、「あぁ、間違ってない」という結論に至ったのです。

行政書士という資格は、ある種の基礎知識であり、看板であると考えています。
資格を取って開業したというだけで安住しても仕方ないのです。
もちろん、まずは合格して開業に漕ぎ着けなくては、話も始まらないのですが…。

需要のある自分の分野を1つ見つける。それは、今でもできることです。
実際、その分野で一角の人間になるというのは、行政書士という資格とは関係ないのです。
一角になった後に、資格をくっつけることによってビジネスにしていければ良いと思うのです。
gdgdなしでブログに1年間書き続けられる分野を見つければ、結構いいセンだと思っています。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。