EeePC S101を買ってきた

ハロプロコンサートが終わって、時間は20時42分。
新横浜駅ビルの中にあるビックカメラの閉店時間は21時なので、横浜アリーナからダッシュ、ダッシュ。
何とか閉店時間に間に合って、買ったのはEeePC S101のブラウンです。

しばらく使ってきたDELL inspiron mini9は、それほど不満はないのだけど、やっぱりディスプレイが小さいのと、キーボードが小さいのが気になる。
VAIO typeGは、薄いし軽いし、普通のパソコンだし、バッテリーも長時間持つので、よいなぁと思っていたのだけど、六本木ライブラリーに持って行ったときに、ファンのうるささがすごく気になってしまいました。家で使っていても、ちょっと何かしたらファンがウィ~ンと気になる音を立てる。あと、ビジネスモデルということもあって、ちょっと所有感というか、持っていることの満足感が薄いのでした。

それで、EeePC S101に乗り換えることにしました。

基本的にmini9でスペック的には不満がないので、ネットブックで問題ないのです。
スペックはそれで良いので、もうちょっとキーボードの入力がしやすかったり、画面が大きかったらいいなと。
EeePC S101は、画面の解像度こそ1024×600だけど、10.2インチなので画面の見やすさは、8.9インチとはずいぶん違います。で、10.2インチ分のフットプリントがあるので、キーボードは普通のノートPCとほとんど変わらないキーピッチが実現されています。これなら、何の問題もなくタッチタイプできます。

そして。そして。

EeePC S101の最大のポイントは、デザインです。ブラウンを買ったのですが、カッコいいです。惚れ惚れします。買う前にいろいろとWebでのレビューを読んだのですが、ブラウンはオシャレ家電にありそうなカラーコーディネイトと表現しているのを読んで、自分的にはクラッと来ました。
今もEeePC S101を使って、この記事を書いているのですが、パームレストに手を置いて感じるのが、金属の少しヒヤッとした感触。これは高級感があります。
基本的にキラキラしている感じで、画面の縁に写り込みがかなりあります。でも、画面自体はノングレアタイプなので、肝心な部分には写り込みはないのです。あえてグレアタイプを持ってこないところが、センスがありますね。

デザインといえば、箱もすごいです。箱を開けていてニヤニヤするというのは、久々です。なんというか、自分はアップル製品を買ったのだろうか?という錯覚に陥るほどです。
梱包そのものが、パソコン的なそれではありません。だいたい、本体が(おまけのわりには高級感のある)キャリングケースに入った状態で梱包されているのです。だから、箱を開けて最初に見えてくるのは、精密機器的なものではなく、キャリングケースのファブリックな感じ。何かのファッションアイテムを買ったのかな?という、そういう感じなのです。

まぁ、なんというか、こういうキラキラしたものが7万円以下で手に入るというのが、素晴らしいですね。たしかにネットブックなのですが、ネットブックらしさがないです。よくあるネットブックよりは大きめ(B5の普通のノートPCよりは小さい)というのもありますが、やっぱりネットブックというのはちょっとチープな感じがするというイメージがあるのです。そのチープさがまったくない。たぶん、何も知らない人になら15万円くらいすると言っても信じてくれるのではないかな?と、思います。

スペック外のところから感じる魅力の強いマシンなので、目先のスペック向上に惑うことなく、長く使えるのではないかと期待しています。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。