ブログのカテゴリで「強み」と「方向性」を明確にする

ブログをリニューアルして、カテゴリとタグを一度全部クリアしました。タグはなんとか付け終わったのですが、カテゴリはいま付けている最中です。ヘドロエントリーを解決するもう1つの方法で書いたとおりの流れです。

シゴタノ!の大橋悦夫さんが2006年に書いた「手帳ブログのススメ」によると、カテゴリは後で、「あつらえ」で付けるべきなのだそうです。

少ないうちは未分化のままで行き、増えてきて必要に迫られて初めて分化させるのが自然で無理がないと思います。

タグを付けた後、タグ毎に以下の3点を集計しました。

  • タグ毎に何本の記事を書いているか
  • タグ毎にどの程度のアクセスがあるか
  • タグ毎のアクセス数÷タグ毎の記事数 (タグ毎の平均アクセス数)

幸い、記事毎のアクセス数はずっと取ってあったので、それを活かすことにしました。

この集計から、私がこれまでに何を積極的に書いてきたのか、そして何が世の中から価値のあるものとして受け入れられたかを知ることができます。

カテゴリ付けするのは、

  • 今まで多くの記事を書いていて、アクセスもそこそこ以上に集まっているもの
  • 今まで記事数は少ないながらアクセスが多く集まっていて、これからは多くの記事が書けそうなもの

の領域に入るものです。

多くの記事を書いていても、アクセスが集まっていないのなら、世の中にそのニーズがないか、自分の実力が足りないものなので、どうしても書きたいのでなければ、カテゴリを作る必要はありません。
また、アクセスが集まっていても、今後書けそうにないことであれば、これもカテゴリを作る必要はないのです。

ブログの強みを生み出すには、自分が書ける分野の中から、世の中に受け入れられる分野を探し、その分野に特化して書いていくことが重要です。それは、自分の強みを見出す方法と同じです。むしろ、ブログはある意味で自分の映し鏡ですから、ブログでの強み=自分の強みと言っても良いのかもしれません。

カテゴリを作ると決めたものについて、自分の言葉、つまり「あつらえ」の言葉で表現してみます。

このような考えから設定したカテゴリは、今のところ下記の3つです。

  • 経営と情報システム
  • ITエンジニアキャリア考
  • 情報システムの開発技術

フレーズとしてまだ満足できていないところもありますが、これを、

  • 経営
  • 情報システム
  • ITエンジニア
  • キャリア
  • 技術

と、単語で分類していくよりも、ブログが具体的に方向付けされていると思います。

「経営」のことを何でも書いていくのではなく、あくまで「情報システム」と関連するところを書くのだというブログの方向性が明確になります。また、同じ情報システムのことでも、経営に関する記事と開発技術に関する記事は別ものであり、かつ私のブログでは分類する価値があると判断したわけです。

あと3~4個のカテゴリを設定するつもりです。だいたいは記事が分類出来ているのですが、その明確な線引きとカテゴリ名でまだ迷いがあって、カテゴリを作成するに至っていない状態です。早いうちに片付けてしまおうと思っています。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。