MacBook 12インチの短所を敢えて挙げてみる

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新型MacBookこと、MacBook 12インチRetinaディスプレイモデルは、実際に使い始めて1か月ほどが経過しました。
これまでに、購入時と2週間経過したタイミングでレビューを書きました。

新しいMacBook それは哲学である(2015/8/17・購入時)
MacBook 12インチを使い始めて2週間経ったのでレビュー(2015/8/28)

購入直後のレビューでは、やはりあばたもえくぼというか、長所ばかりを書く傾向があります。できるだけ公平に書こうと努力はしていますが、どうしても認知的不協和の解消に力点が行ってしまうのです。

操作上の短所

矢印キーの上下が押しづらい

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これが目下のところ最大の短所ではないかと思います。
レビューで取り上げられることの多い、新設計のキーボードは、ストロークが極端に少ないという特徴はありますが、慣れれば特に気になることはありません。

それよりも、矢印キーの上下の押しづらさが気になります。
もともと、通常のキーと同じサイズになっている左右キーは押しやすく、上下キーは通常のキーを上下で2等分したサイズしかないので、押しづらいのはやむを得ません。

ただ、押しても認識しないことがあるのですね。いや、認識しないことはないのです。ちゃんとキーの中央を真っ直ぐ押下すればきちんと認識する。だから、不具合ということはないのでしょう。
ただ、私のクセとして、矢印キーは右手の小指か薬指で押すことがあるので、その際に反応がないことがあるのです。おそらく、キーの隅の方しか押してなかったり、きちんと押下できていないのでしょう。

トラックパッドでの操作が多いので、それほど上下キーを使うタイミングはないのですが、プログラミングをしていたり、長めの文章を書いているときはやはり上下キーを使うので、気になることがあります。

若干、ヒンジが弱いかもれいない

MacBookは圧倒的な薄型化を果たしました。また、WiFiやBluetoothのアンテナも配慮されていて、ヒンジ部の構造が変わっています。
そのせいか分かりませんが、ディスプレイ部を開くときに感触がMacBook Airより柔らかいようです。

それは別に問題ではないのですが、問題と感じるのは、安定感のないテーブルの上でキーを強めにタイプしている際、振動が伝わってディスプレイ部が揺れることがあるのですね。例えばカフェにあるテーブルは小さくてあまり安定していないことが多いのですが、そういうところでブログを書いていたりすると、気になることがあります。

耐久性は、ヒンジが柔らかいから悪いというものではないので、しばらく使ってみないと分かりません。

仕様上の短所

CPU性能が低いかもしれない

MacBookのCPUはCore Mなので、MacBook AirやProで使用されているCore iシリーズとは、性能に差があります。
それでも、2週間経過時のレビューに書いたように、実用上の問題はほとんど感じません。(私は512GB SSDモデルを選んだので、CPUのスペックが256GB SSDモデルよりも若干良く、それも影響しているでしょう。)

ただ、重い処理にはやはり向かないとはいえます。
例えば、VirtualBox上でWindows7を動かして、その上でTomcatを2つ動かしたりとか。
Windows7自体は普通に動いていてOffice等を使う分には問題ないのですが、Tomcatが1つだけでなく2つともなるとね。やっぱり辛い。(ネイティブのWindowsマシンなら、Pentium Dual-Coreでも問題ない程度だけど。)

これは、事前から分かっていたことなので、短所というよりは仕様でしかないのですけどね。

やはり普通のUSBポートが欲しいかもしれない

これもまた事前から分かっていたことで、仕様なのですが、普通のUSBポートが1つでもあればなぁと思うときがあります。
実際、急にUSBポートが欲しくなるときというのは、USBメモリでデータを受け渡すときくらいで、そのようなシチュエーションは1か月使ってもたった1回あっただけなのですが。。。

その際は、まだ商品としては少ないのですが、USB type AとCの両方に対応したUSBメモリがあるので、それを使うのが良いでしょう。32GBで1万円程度と、ふつうのUSBメモリと比べるとかなり高いのですが、新型MacBookを使う以上は仕方ない出費か。

まとめ

と、4つの短所を書いてきましたが、いずれにせよ致命傷というほどのものではありません。
最も気になるのは上下キーなのですが、これとてちゃんと押せばきちんと反応するわけで、他のキーと比べると認識がシビアというだけのことです。(もちろん、それこそが大きな問題なのだという意見もあるでしょうが。)

でもまぁ、やはり、薄い・軽い・画面が綺麗・カッコ良いというMacBookの長所は十二分にあるわけで、いまからまたMacBook Airに戻るか?と問われれば、それはないと思うのも事実です。

前に使っていたMacBook Airも2年程度は寝食を共にしたわけですし、MacBookもそれと同じくらい、いや、それ以上の長い付き合いになればと思います。

この記事を書いた人

井上 研一

経済産業省推進資格ITコーディネータ/ITエンジニア。
合同会社井上研一事務所代表、株式会社ビビンコ代表取締役。
北九州市出身、横浜市在住。AIやIoTに強いITコーディネータとして活動。北九州市主催のビジネスコンテスト「北九州でIoT」に応募したアイディアが入選し、メンバーと株式会社ビビンコを創業。著書に「初めてのWatson」、「ワトソンで体感する人工知能」など。セミナーや研修講師での登壇多数。