私はiPad Proで何をやっているのか

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2018年版のiPad Proが発売されたり、Surface GoのLTE版が日本でも予約が始まったり(ただ法人限定)と、タブレット界隈に動きが出てきています。

私はiPad Proを1年と少し使っていて、仕事の時はMacBook ProとiPad Proの2つ持ち(ただしiPad Proにキーボードは付けず)、プライベートではiPad Proにキーボードを付けて持ち歩くという形が、ここのところの定番になっています。

ちなみに私のiPad Proは、512GBストレージのLTE版です。LTE版のあるデバイスは必ずそれを買うようにしています。いつでも、どんなところでも、すぐにインターネットにつながる安心感は、仕事柄とても重要なのです。

ところで、私はiPad Proをどのように使っているのでしょう。それを振り返ってみたいと思います。

仕事の日、出先でやっていること

仕事の日はMacBook Proも持ち歩いているので、キーボードを使う必要がある仕事は基本的にMacBook Proに任せています。iPad Proの出番は、主に打ち合わせ時のメモと、PDFや電子書籍といった資料の閲覧です。

Note Always

打ち合わせ時のメモは、Note Alwaysを愛用しています。Apple Pencil専用のアプリで、筆圧を感知するので書き心地は紙に書くのとまったく遜色ありません。画面のワンタッチで色やペン先を変えられますし、指で画面をなぞれば消しゴムがわり、Apple Pencilでくるっと囲めば、その部分を移動させられるなど、紙のノートを遥かに上回る使い勝手です。書いたノートはすぐにPDF化できるので、議事メモ代わりにSlackやFacebookメッセンジャーで送信といったこともやります。

玉に瑕なのは、手書きのノートの検索性です。ノートブックをたくさん作れるので最低限の分類はできますが、あとはサムネイルを見ながら目当てのノートを探すしかありません。

その辺は、定期的にPDF化して別の方法で整理するといったことも必要かもしれません。

テレビ会議のお供に

ビビンコのメンバーはほとんどリモートワークなので、毎週の定例ミーティングは基本的にはGoogle Hangoutを使ったテレビ会議です。その際、出先ではMacBook Proの画面で、自宅では27インチの液晶ディスプレイにMacBook Proをつないで画面を映し出しています。

その際、MacBook Proを開いているので議事メモをそれで取ることもできるのですが、やはり別のデバイスの方が便利だったりします。ここでやっぱりiPad ProとNote Alwaysの組み合わせが登場します。なんだかんだと、Note Alwaysの虜のようです。

打ち合わせや説明会は前もって資料くれ!

打ち合わせや説明会の際にもiPad Proでメモを取りますが、資料を前もってPDFなどでくれればメモ取りもiPad Proでできるのでありがたいところです。前もってくれるのが紙ならば、それをスキャナで読み取ってPDF化しておくこともできます。

PDFファイルでのメモ取り(アンダーラインやちょっとしたメモなど)は、PDF Expertを使っています。DocumentsとPDF ExpertsさらにメールソフトのSparkを組み合わせたReaddle Inc.のアプリは非常に生産性の高いものとなっています。

プライベートの出先でやっていること

プライベートでは基本的にiPad Proしか持ち歩かないので、iPhone Xの画面では物足りない作業はすべてiPad Proで行うことになります。

Ulyssesでブログ書き、原稿書き

iPad Proだけしか持ち歩かない日は純正のキーボード(MacBook Proが英語キーボードなので、iPad Proのキーボードも英語版にしています)を取り付けているので、最近は毎日の日課にしているブログ書き、そしてそろそろ始めないといけない次の書籍の原稿書きはiPad Proで行なっています。その際に使っていうのはMacBook Proでも使っているUlyssesです。

UlyssesはすべてのAppleデバイスで使用可能なアウトラインエディタで、iCloudを経由してMacBook Pro/iPad Pro/iPhone Xのすべてでデータが共有されます。Markdown風に文書の構造化ができ、UlyssesだけでPDF化、HTML化、WordPressブログへの投稿がすべて可能です。この記事もiPad ProとUlyssesの組み合わせで書いているのですが、合間時間にやっているので、書き上がればそのままiPad Proで投稿するでしょうし、書き切らなければ残りはMacBook Proで書いてそこから投稿するでしょう。そういう使い方ができるわけです。

タブレット的なこととパソコン的なこと

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iPadをはじめとするタブレットを何に使うか。まずは電子書籍や動画の閲覧といったコンテンツ消費デバイスとしての活用が考えられます。それ以外のこと、仕事で使う、生産的なデバイスとしてはどうでしょうか。

ここに書いた、ブログ書き、原稿書き、さらに打ち合わせでのメモ書きも生産的活動といえます。さらに電子書籍や資料の閲覧はアンダーラインを引く、考えたことをメモに書くといったところまで進めば消費というより生産の方に分類されるでしょう。

それでも、まだタブレットでできる生産的活動の範疇でしょう。特にiPad Proは2018年版でもOSがiOSのため、Macでできることのすべてができるわけではありません。いかにプロセッサの性能が上がったとしてもパソコンでできることができるわけではありません。どうしてもパソコン的なことをしたいなら、リモートデスクトップなどを使って外部のコンピュータ資源を使うしかないでしょう。

でも、一方でiPad Proがパソコンになる必要があるのか?というと、そんなこともないのかもしれません。ここまでに挙げたことでも、MacBook ProとiPad Proの2台があること、ダブルスクリーンになっていることが重要なことがあります。MacBook Proでの執筆とiPad Proでの資料閲覧、MacBook Proでのテレビ会議とiPad Proでの手書きメモなどを考えると、iPad Proがパソコンになって1台で済んだから良いね・・・というわけでもないようです。

そう考えると、とかく1台になればと思いがちな私ですが、2台あることが前提の使い道ができているようなので、しばらくこの形で進めていきたいと思います。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。