5月に「SEが中小企業診断士の勉強をしてどうなるか」という記事を書きました。
SEの普段の仕事とつながる部分も多いし、メリットあるよという結論でした。
幸い、この記事は多くのアクセスをいただきました。「SE 中小企業診断士」という検索キーワードで、この記事にたどり着く方が多かったようで、SEの中小企業診断士への興味の高さが伺えます。受験指導校の老舗である日本マンパワーは、SE向けの受験セミナーをやっていたようです。私はセミナーの開催後にそれを知ったので、参加することは出来ませんでしたが、SEが技術系以外で狙う資格としては、ポピュラーになりつつあるのだろうと思います。
私はというと、少し別の勉強をしていたこともあって、中小企業診断士の勉強は少しお休み状態でした。8月に試験があるっていうのに・・・。まぁ、今年の合格はそもそも考えていないので、良いのですが。(一時期、今年合格することも考えたのですが、学習期間4ヶ月はあまりに短すぎた・・・。)
そんなわけで、少しの間、中小企業診断士の勉強から離れていたので、離れたからこそ分かったことを書いてみようと思います。
ちょっと「SEが」という部分は薄いですけど。
中小企業診断士の学習内容はやっぱり幅が広い
マーケティングに法律に会計にコンピュータと、学習内容の幅が広いのは、ちょっと考えれば分かることです。中小企業診断士の勉強を休んでいる間は、ちょっと法律の勉強(中小企業診断士の受験科目である経営法務には通じる)をしていたのです。有り体に言えば行政書士なんですが、こちらはとにかく法律のことばかりなのです。憲法、民法、行政法、地方自治法、基礎法学、一般知識(政治・経済・社会・個人情報保護・文章理解)なので、行政書士も幅広い学習が必要な資格です。でも、まぁ、(出題数の少ない)一般知識を除いては、法律ばかりではあります。
中小企業診断士の幅の広さというのは、ちょっとレベルが違うのです。科目間のつながりというのが、ないに等しい。「ない」というのはちょっと言い過ぎだとしても、頭の中を完全に切り替えないと、次の科目に進めません。全然関係ないように見える科目をやりつつ、前に勉強したことも覚えておく必要があるのです。勉強を進める上で障害になることなので、対策を考えなければなりません。(私は、良い方法が思いついていないのですが・・・。)
中小企業診断士の勉強をすると世の中に興味が沸く
これは間違いないです。中小企業診断士の勉強をしながら読む日経新聞と、そうでないときに読む日経新聞は、まるっきり興味のレベルが違います。勉強をしているときに読むと、小さな記事にでもハッと思うことがあるのです。昨日勉強したことが載っていたりするからです。そういうことが、とても多いのが、中小企業診断士の勉強だと思います。
例えば、以前、卸売業者のことについてブログの記事にしたことがあります。私自身、卸売業者とは一切関係ないのにね。
中小企業診断士の勉強は応用範囲が広いような気がする
197Xに出たときに思ったのですが、あぁいうGEEKな集まりでも、経営とか起業に関する話って多いのです。「iPhoneのアプリを開発している企業がAndroidにも乗り出すのか?」とか、「GREEはiPhoneに対応しないのか?」とか、そういう話を懇親会のときに話したのですが、これって技術的なネタであると同時に、経営のネタでもあります。こういうネタでは、企業経営理論で学ぶポーターの戦略論とか、技術戦略を知っていれば、話がふくらむものです。
そんなわけで、また中小企業診断士の勉強を再開しようかと思います。
このブログの記事も、また変わっていくことでしょう。