いま、熱海にいるのですが、まさに台風19号の直撃を受けています。最近できたホテルの5階にいるので、安全ではありますが…。
今日の朝のニュースで、防災の評論家が「ニューヨークでは台風の前日に地下鉄を止めて車両をすべて地上に上げた。日本も東京メトロや都営地下鉄が今日の運転を止めているのが、相互乗り入れがあるのが車両を地上に上げられない」というような話をしていました。鉄道好きではありますが、その辺のことは知らないので、詳しくは分からないのですが、その話を聞いていて思い出したのは、半藤一利さんの昭和史に書いてあったことです。
日本人は「起きては困ることは起こらないことにする」という考え方の癖があるという話です。この楽観というか、能天気さが日本本土が攻撃されることはない、偵察機が雲の上にいて、雲の下で米軍が何をしているか見ていないといった驕慢としかいえない思考、行動につながったというわけです。
この台風19号では、前日から新幹線の全休が決まり、在来線もほとんど止まるということになりました。コンビニでも休みが出ているようです。そのおかげで、私たち(夫妻)は熱海のホテルから出られないということにつながったのですが、まぁ、それはある程度予期した上でのことではあったのですが。
明日の朝は関東からは台風が通り過ぎ、横浜の自宅に帰れるだろうとは思いますが。これが、新幹線も在来線も止まりっぱなしで帰れないとかになると、まさに驕慢であったということになりますね…。