研修講師としてのお仕事について

2016年頃から研修講師としてのお仕事をいろいろいただくようになりました。

内容は下記のようなものです。ここで、研修としているのは3時間もしくは6時間程度の実習やグループワークを含む内容のもので、セミナーは1〜2時間程度の座学を中心としたものです。

  • AIに関する実習(IBM WatsonやMicrosoft Azure Machine Learningなど)を含む研修
  • AIや機械学習の理論や実装技術に関する研修
  • AIやIoTなど第4次産業革命関連のセミナー
  • ITトレンド(AI・IoT・DX)に関するセミナー、研修

基本的に何らかの形でAIが入っている内容ですね。WatsonやAWSのAIをテーマにした書籍をいくつか書いていることもあり、基本的にはAIに関するお話をいただいています。

最近はセミナーよりも、より実践的な研修をご依頼いただくことが多いように思います。以前は、大きな舞台で50名以上の方に1時間程度でAIに関する話というご依頼も多かったのですが、AIに関するざっくりとした話が聞きたいというニーズが減ってきているのか、最近は少なくなっています。
それよりも、実際にAIに触ってみよう、何か作ってみようという内容が増えているように思います。

というか、実のことを言うと、私が実習を入れましょうという提案をしているからだったりします。座学で話を聞いているだけよりも、実際に触ってみる、使ってみることによってAIとは何か?ということが肚落ちしてもらえると思っているからです。ただの耳学問としてではなく、自分ごとにしてもらうためには、触ってもらった方が良い。これは、私の講師としての信念だったりします。

私自身は、あくまでプログラマ、SEとしてのキャリアを積んできています。データサイエンスや機械学習を専門的に学んだ経験はなく(最近、放送大学の大学院でデータサイエンスに関する分野を学ぶようにしています)、理論や技術という意味でのAIの専門家ではありません。もともとAIを触るようになったのも、あるお客様先でのニーズがあったからで、あくまでSEとしての仕事の延長線上です。

そんなこともあり、機械学習とは何ぞや、ディープラーニングとは何ぞやという理論を説明するような内容の研修はあまりやってこなかったのですが、最近はご依頼があれば少しずつ請けるようにしています。自分自身の学びも深まってきて、多少はそういう話ができるようになったから・・・ですね。

でも、いままでやって来たような、AIを作る立場ではなく、使う立場の皆さんにAIのことを肚落ちしてもらうための研修を続けていきたいと思っています。私はITコーディネータでもありますし、「最新のIT」としてのAI(さらにIoT)の裾野を拡げていく活動をするのが私の仕事なのかなと思っているからです。

そんなわけで、昨日はAIに関する研修動画の撮影、明日は富山で1日AI研修の講師を務めます。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。