ビビンコとはバカリズムやカンニングようなものである

もしくは、コーネリアス。

というのは、数日前に私がFacebookに書いたことで、普段はちゃんとした文章(といっても何を食べたとか、どこに行ったとかですが)を書いているのに、突然格言のような、ただの独り言のようなことを書いたので、Facebook上での反応が極めて悪い・・・というか、おそらく何を言っているのか分からないので無視しておこうというような反応を身に染みて感じたのであります。

もちろん、これは酒に酔って書いた戯れ言ではなく、至極真っ当な頭で、比較的真面目な(ビジネス的な)本を読んで、いろいろと考えあぐねているうちに思いついた言葉で、それによって自分の頭の中が少し整理されたというか、方向性が少し見えた気持ちになったから、その勢いでFacebookに書いたのです。

その意味は何かというと、バカリズムもカンニングもどちらもお笑い芸人の名前で、どちらも今は一人で活動しています。バカリズムは升野英知さんで、カンニングは竹山隆範さんですね。ついでにコーネリアスはミュージシャン。元フリッパーズギターの小山田圭吾さんのソロユニットです。
つまり、私の挙げたのは、一人なのにコンビ名、バンド名のような名前で活動されている方々なわけです。

さて、私のやっているビビンコについても、もともとは4人の会社として生まれたのですが、今は私一人での活動となっています。その点で、バカリズムやカンニングと同じだなと。バカリズムは相方の脱退、カンニングは死去という過去があって、今は一人なんだけど、コンビ名を捨てずにいます。竹山さんは相方の死去という理由からコンビ名を消したくないという気持ちがあるのは想像つきますが、バカリズムの方は升野さんが「今まで積み重ねてきたものを0にするのはもったいない」(Wikipediaによる)という理由で名前を残しているとのこと。

去年の10月でビビンコは私一人になって、以前やっていた「井上研一事務所」という屋号に変えても、もしかしたら良かったのかもしれませんが、その選択をしませんでした。やっぱり、ビビンコとしてやってきたことをゼロにはしたくないし、せっかく北九州の皆さんに盛り上げていただいた会社なので、なくす、名前を変えるという選択はしたくなかったのです。

でも、実質、ビビンコは井上研一事務所になってしまいました。まだ、これからのことなんで分からないのですが、自分の中でビビンコに人をどんどん入れていって、大きな会社にしようという思いもないわけで。(だから、ビビンコはこうなったのだということもありますが。)
結局、私は人を雇って会社を大きくしてという方向性には進めないのだなと思うわけです。

だけど、コーネリアスの小山田さんがどうなのかちょっと分からないのですが、世の中でいわゆるソロバンド、ソロユニットをやっているミュージシャンの方たちの中には、たしかにメンバーは自分1人なんだけど、音楽作品はもっとたくさんの人たちの協力があってできているという思いから、個人名ではなくてユニット名にするという人もいるらしい。(これもWikipediaによる・・・)

ビビンコもそれで良いかなと思っているのです。ビビンコ=井上研一なのは事実だけど、できればビビンコ≒井上研一にはしたくて、つまり個人よりはちょっと大きな活動にはしたい。でもビビンコ≠井上研一になるまで大きくすることは目指さない。

これは私が2013年にアルティザンエッジ合同会社(その後、合同会社井上研一事務所に改名。2019年に解散。)というのを立ち上げた時にも、同じようなことを考えていて、どうやら私の中での基本線がそれのようなのですが、北九州にUターンしてきて、あの時よりは上手くやれるかも・・・と、思っていたりもするのです。

世の中もそういう方向だと思いますしね。緩いつながりが大きなことをしでかす社会がどんどん来ている。今回の新型コロナ禍も、結果としてそのような社会を作ろうとしているように思います。

そうした社会のうねりの中で、ビビンコはちょっとしたアンカーのような存在でいたい。ビビンコは北九州の方言で肩車という意味ですが、誰かの、できればみんなの肩車になれれば良いと思っているのです。

それが、ビビンコ第2創業の思いかなと。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。