macOSのDockをどこに置くか

Macを使い始めたのはたぶん2012年くらいだと思っていて、振り返るとなんと10年が過ぎています。
最初はMacBook Airで、しばらくはヨドバシとかで売っていた(と思う)ちょっとだけSSDが多めのモデルとかを買って使って、それから、まだちょっと分厚い頃のMacBook Proに移って、そういえば一時期は12インチのMacBookを使って、TouchBarが搭載されたMacBook ProをUltimatedで買って悦に入って、なんだかんだあって今は14インチのMacBook Proを使っています。

まぁ、そんな私のMac遍歴は良いとして、ここで語りたいのはDockの位置なのであります。

Dock。macOSにおいてアプリを起動したり、タスクを切り替えたりするときに使うアレですね。デフォルトでは下にいつもいる状態になっていて、初心者な人はそのままで使っていて、ちょっと慣れてくると自動的に表示をONにして、普段は隠して使うことで、アプリを表示できる領域を大きめに取っていたりすると思います。

私もそうなのですが、さらにDockを左端に置いていたのですね。だから、マウスカーソルを画面の左端に持っていくとニュルッとDockが出てくる。ついでに、ホットコーナーの設定で左上にマウスカーソルを持っていくとLaunchpadも出てくるようにしているので、アプリ起動回りは画面の左側でだいたい賄えるようにしていたのです。

それでこの10年くらいやってきたのですが、思わぬ問題が生じました。
最近のmacOSとiPadOSでは、ユニバーサルコントロールという機能が追加されて、MacのキーボードやトラックパッドをそのままiPadで使えるようになっています。Macの画面上にいるマウスカーソルを、ずずっとどこかにずらしていくと、iPad側にマウスカーソルが移っていって、その後はふつうにiPadの操作をできるようになります。
Macの画面をiPadに拡張するサイドカーという機能もあるのですが、それと並立する形になっています。

このユニバーサルコントロールはなかなか便利で、Macの操作中にちょっとiPadを操作したくなったときに、キーボードとトラックパッド(またはマウスまたはトラックボール)から手を離さずにいられるわけです。

ただ、ここで問題が生じます。ユニバーサルコントロール(どうやらサイドカーも?)でのiPadは、Macの左に配置されることになっているようなのです。と、なると、左端でDockが出てくるという私の設定と干渉します。うまいことMacの画面の左端でぴったりマウスカーソルを止められればDockが出てくるのですが、勢い余ってiPad側にマウスカーソルが移ることも多数。

たしかに、Macの環境設定でディスプレイの位置を設定できるので、デフォルトでMacの左にあるiPadを右下とかに移動することはできます。(右はデュアルディスプレイで使われるので、2枚目のディスプレイのさらに右にiPadという配置もどうかと思う。)
ただ、iPadが再接続になると、結局その設定は忘れ去られてデフォルトの左に移ってしまうようなのです。(この問題はいずれ楷書要するのかもしれませんが。)

と、いうことで、結局iPadはMacの左ということにして、Dockの位置を下に戻すか・・・と、昨日判断しました。
アプリの表示サイズはDockを隠していれば問題ないし、自宅ではウルトラワイドディスプレイを使っているので、マウスカーソルを左端まで持っていくより、下に持っていく方が楽ということもあります。(だから、Windows 11は下中央寄りにスタートボタンを配置するようにしたのでしょう。)

昨日の今日なので、ついマウスカーソルを左端に持って行きがちなのですが、そのうち慣れるでしょう。たぶん。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。