さくらのVPSとかで、Dropboxやってわーい!とかやっていると、どうやら他のユーザに迷惑をかけることがあるらしい。
DropboxにはLAN Sync機能というのがある。同一LAN上にDropboxを使っているPCが他にあったりすると、Dropboxのサーバを介さずに高速に同期できるという機能。
で、このLAN Sync機能はデフォルトで有効になっていて、Dropboxクライアントは同一LAN上の他のDropboxクライアントがいないかを探すために、ブロードキャストでパケットを投げ続ける。自宅のLANとかで使っている分にはメリットもあるのでそれでも良いのだが、さくらのVPSとかで使うと同一LANに他のユーザがいると、単なる邪魔者パケットが量産されるだけの結果になってしまう。
その解決策としては、LAN Sync機能を無効にするということなのだが、下記の方法で出来る。
wget http://www.dropbox.com/download?dl=packages/dropbox.py
python dropbox.py lansync n
pythonのコマンドは導入しているバージョンで違うと思う。
Dropboxの設定はユーザごとに行われているので、すべてのユーザで実行して、最後にDropboxを再起動する。
Dropboxが投げ続けているパケットの様子は、tcpdumpで確認できる。
tcpdump -i any -s 1600 port 17500
これで自分のホスト名からのパケットが出てこなければ良い。
自分のVPS環境で、対応後にtcpdumpをやってみたら、自分のホストからのパケットは止まったようだが、他のユーザからのパケットが出ていた。
対応していない人は多いと思う。