iPhone 6sユーザがiPhone SEになってどう思ったか

実際にはもう1か月ほど前のことになるのですが、白ロムロック事件なるものがあって、結局SIMフリー機はiPhoneに戻ってきました。

また、おサイフケータイの使えるAndroidというふうにも思ったのですが、事件のあった直後に白ロムを買うのも気が引けるし、富士通のSIMフリー機(Arrors M02)はちょっと触ってみたところ画面タッチの相性がもう一つな感じがして・・・。
ASUSやHuaweiから出ているAndroidも考えたのですが、どうせおサイフケータイが使えないくらいならiPhoneの方が良いかと思いました。

で、iPhoneのSIMフリー機を買いにApple Store 表参道に向かい、購入したのはiPhone SEの64GBモデル。在庫品薄と聞いていたiPhone SEでしたが、購入した6月9日時点では入荷があったばかりとのことで、簡単に購入できました。

購入直後に、表参道の東急プラザにあるAppBank Storeに行き、ガラスを貼ってもらいました。

「買ったばかりですか?」
「いま、そこのApple Storeで」
「では、大切に貼りますねっ!」

という会話が嬉しい。さらに、定番のGRAMAS Full Leather Caseを購入。

去年はiPhone 6sを使っていたので、比較的少ないと言われるiPhone 6s→iPhone SEの移行組になったわけです。

スペック的には問題なし

もともと、iPhone 5sの筐体にiPhone 6sの性能を詰め込んだと言われるiPhone SEだけに、スペック的には何の問題もありません。初期搭載OSのiOS 9はサクサク動作しますし、おそらくiOS 10でも何の問題もないでしょう。重量級のゲームはやらないので、その辺は分かりません。

iPhone 6sで感動していたLive Photoも撮影できます。写真アプリでのLive Photoの再生も、iPhone 6sだと3D Touchのプレスが必要だったと思いますが、iPhone SEだと長押しだけで良いので、より簡単です。

そう、iPhone SEには3D Touchがありません。たしかに、iPhone 6sの3D Touchは便利なもので、例えばToDoの追加といったスピーディーにやりたい機能に簡単にアクセスできます。ただ、アプリによって対応度合いが違うので、指が迷ってしまい、結局ふつうにアプリを開いて機能にアクセスしてしまうということもあったのも事実。結局のところ、iPhone SEに3D Touchがなくても、特に支障はありません。

また、iPhone SEに搭載されている指紋センサーは、iPhone 5sと同等で新型ではありません。しかし、iPhone 5sの指紋センサーも十分に高速だったので、気になることはありません。(Xperia Z5 Compactの指紋センサーの認識率がだいたい半分程度であったことに比べると雲泥の差。iPhone SEで認識に失敗することはまずありません。)

画面が小さいのはどうか

いちばん気になったのは、これです。iPhone 6sは4.7インチ。直前まで使っていたXperia Z5 Compactが「コンパクト」と言いながらiPhone 6sと遜色ない4.6インチであったことに比べると、iPhone SEは4インチ。以前はふつうにiPhone 5sを使っていたではないか!という話もありますが、やはり大きめのディスプレイに慣れた眼にどう映るかは気になりました。

結論は、問題なし。
この間の健康診断で裸眼視力1.5と測定され、看護師さんからも「すごい!」と驚かれた私だからなのかもしれませんが、とにかく問題なし。

画面サイズがいちばん気になるのはKindleアプリでの電子書籍の閲覧です。最近は、画面にあわせて文字のサイズが変わるリフロー型の書籍が増えていますし、一人飲みしながら読んでいることが多い「酒のほそ道」もこれくらいで見えます。

ま、問題ないですね。

それよりも、ケースを付けていても右手の親指がだいたい画面全体に届き、ワイシャツの胸ポケットにもすっと収まるサイズ感は、さすが4インチiPhoneです。

というわけで

結局、Mac、iPad、iPhoneの揃い踏みに戻ってきてしまいました・・・。’

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。