ITCA主催 ITCのための実践AI研修(1日目)を開催しました!

先般よりお知らせしていましたITコーディネータ協会(ITCA)主催の「ITCのための実践AI〜AIビジネスを支援できるITコーディネータになろう〜」という研修の1日目を5月12日に開催しました。

東京、神奈川といった首都圏はもちろん、石川や長野、広島や福岡といった日本全国から16名(満員!)の方に受講していただきました。1日目と同内容の追加日程を来週5月17日に行いますが、こちらも多くのお申し込みをいただいているとのことです。多くのご期待をいただいていることに身が引き締まる思いであると同時に、ITコーディネータの皆さんのAIやIoTへの強い関心に「AIとIoTで日本を変えよう!」というフレーズを(いちおう)掲げている私としては非常に心強く感じるところです。

こちらが1日目のテキスト。2分冊のボリュームです。

AIと一口に言っても、コグニティブ系のAIと回帰予測などを行うAIがあります。その違いは何でしょうか。それぞれどんな使い道があるのでしょうか。例えばそうしたことを、解説と実習の両方を取り入れて整理していきます。

使うツールは、IBM WatsonとMicrosoft Azure Machine Learningの2つ。どちらも、いざ使ってみてもらうと、こんな簡単に使えるのか?という感想が聞こえてきます。(Watsonはデモ画面のGUIがベータ版ということもあってちょっと・・・なので、その辺は研修でも苦しみがちなのですが・・・。)

たしかにWatson APIやAzure MLでできることは、AIでできることの一部でしかありません。そして、AIなら何でもできるということでもありません。でも、AIじゃないとできないこともあるんですよね。その辺のところを、この研修を通じてしっかり掴んでいただいて、ご自身のITコーディネータとしての経験や、いま携わられている企業様、案件などでどういう使い方ができるか、考えてみていただければと思います。

そうすることで、日本は少しずつ変わっていくのでは・・・と、ちょっと大げさですが、考えているところです。

5月19日には、さらなる発展編となる2日目を行います。こちらは、1日目の体験を受けて、実際にどのようなことがAIやIoTでできるかアイディアを出し合って議論を深めていただきます。さらに、1日目にも解説しましたがAIやIoTを導入するプロジェクトは、いままでのIT導入プロジェクトとは異なる部分があります。その辺を踏まえて、どういうプロジェクトを企画し、進めていくべきか、こちらも皆さんで議論していこうと思っています。

最後に、今回の研修の開催にあたっては、ITCAの皆さんをはじめとして、多くのITコーディネータの皆さんのご協力をいただきました。ありがとうございます。
まだ1日目が終わっただけです。今後とも、よろしくお願いします。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。画像認識モデルを活用したアプリや、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」の開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。