MacBook Pro 14インチ 2021 M1 Max

なんと、3台目のMacBook Pro 14インチになってしまったのですが、また買ってしまいました。

どれだけ、このフォームファクターが好きなんだ!と、思わないでもないのですが、これが今後数年続くプロフェッショナル向けのスタンダードMacでしょうし、スペック的には何年も使えるレベルに到達しているので、とにかく気に入ったものを長く使おうというスタンスが取れるものだと思います。

「長く使う」と言っているわりにそうなっていないわけですが、「気に入る」というのがなかなか難しいのです。

1台目

1台目は、自分の意思というより仕事の関係で買わざるを得なかったのです。iPadアプリの開発をやらないといけなくなったので。買うしかありません。なので、近くの専門店で吊しのモデルを買いました。その時は上海のロックアウトとかなかったし、イージーモードで入手できました。

自分にとっては久々のMacだったのですが、いざ仕事で使い始めると、Apple沼にハマっていきます。まずはiPhone 13 mini、次にiPad mini、そしてApple Watch。だいたい、その時に使っていたGalaxy Z Fold 3でUSBテザリングができればiPhoneに走ることはなかったはず。だけど、MacはAndroidにことごとく冷たいのですね。

で、Apple沼にハマっていくと、吊しのモデルで良いのか問題が勃発。SSD 1TBは心許ない、メモリ16GBもなぁ・・・。
そこで、ゴールデンウィークの始めにCTOモデルを注文したのです。SSD 2TB、メモリ32GB。SoCはM1 Pro(CPU 10コア、GPU 16コア)で吊しを買ったときと変わらず。そして、USキーボード。以前、Intel Macを持っていたときからUSキーボード使いだったのです。
ただ、いつ入手できるか分からないという上海のロックアウトの真っ只中。納期は平気で1ヶ月以上、2ヶ月に迫る勢い。Twitter等を見ると、その納期もしれっと後ろ倒しになったという話もあり、これは待っていられないなぁとキャンセル。

2台目

どうしたものかと悶々としているところに、Appleの再整備品が大量入荷しているという情報。
SSD 2TB、メモリ32GB。SoCはM1 Pro(CPU 10コア、GPU 16コア)という必要なスペックを満たしたものも在庫されている。ただ、JISキーボードしかない・・・。そこは、JISキーボードでいいじゃないか!と積極的に自分を説得して、購入に至ったのです。

スペックは充分満足できたし、1台目で作った環境は移行アシスタントを使って難なく移行できたので、作り上げた環境を継続的に使うこともできました。

ただ、JISキーボード。あぁ、JISキーボード。
書斎兼事務所では外付けのキーボード(RealForce)を使っているのですが、それもJISキーボードにしました。切替機を使ってWindowsとも共用。というか、そもそもRealForceはWindows用キーボードを買っていて、Mac用のキーアサインを作って使っていたのです。(RealForceはキーアサインをハードウェアレベルで記憶できて、ボタン1つで切り替えできる)

そんな具合でWindowsも併用しているし、プログラミング教育の現場では生徒さんは十中八九JISキーボード。だから、私一人がUSキーボードを使っているのもどうか・・・。さらに、もし故障したときの再入手性が・・・、とか、とにかくいろいろな理由を付けてJISキーボードを使っていました。

USキーボード

しかしですね、どうもホームポジションに手を置いてみると、ディスプレイに正対していない感が気になるのです。まぁ、USキーボードでもディスプレイの中央に対してホームポジションの中央はすこし左にズレているのです。だけど、JISキーボードはさらにキー1個分くらい左にズレる。
私も43歳になり、体のことも気になるお年頃なわけです。ディスプレイの高さもスタンドを使うことで調整したりしている昨今(職業病とも言えるストレートネック)、ホームポジションがズレるというのは体がブレるということであり、長期的な身体への影響は無視できないのではないか・・・。

あと、Commandキーの場所が端すぎるというのも気になる。JISキーボードだと、スペースバーの左右に英数・かなキーがあって、その隣がCommandキー。たしかに、英数・かなキーは便利なのですが、それはUSキーボードでもKarabiner-Elementsを使えばCommandキーの空打ちで代替できるのだし、それよりもコピペなんかで多用するCommandキーを打つときにJISキーボードだと親指をあり得ない角度に曲げないといけない。(自分のキーの打ち方の癖?)
まぁ、JISキーボードでのスペースバーより、USキーボードのスペースバーの方が長いので、その分、JISの英数・かなと同じ場所にUSのCommandキーがあるというわけではないのですが・・・。

と、やっぱりUSキーボードを使いたいという思いが拭い去れない。

3台目

最近はCTOモデルの納期も一時期よりはマシになっていて、2〜3週間待てば入手できそうな感じになりました。
2台目を手にしたときから感じていた、「これでUSキーボードモデルが簡単に入手できるようになったら、結局買い換えるのかもな・・・」という思いを成就できるかもしれない。

で、またAppleのサイトを見たり、ショッピングカートに入れてみたり、出してみたり、購入ボタンを押してみたり(押すんかい!)、でもまだ納期長いなと思ってApple側のステータスが進む前にキャンセルしてみたり(もう、買う気満々じゃないか!)。
経費を使うなら8月末までだなとか。(ビビンコは8月決算なので。というか、経費で一発で落とせる値段じゃないから、関係ないじゃん・・・。)

そうこうして、悶々としているうちに、ヨドバシカメラならCTOモデルの在庫があるかもという情報が。
たしかに、以前、11.6インチのMacBook Airを使っている時に(懐かしい!)、CTOモデルをヨドバシで買った記憶があるのですが、今でもその手はアリなのか?
早速、ヨドバシのサイトを見てみると、カスタマイズボタンがあります。いや、それってただ注文した後にAppleに発注かけるだけなのでは?と思ったのですが、どうやら一部のカスタマイズモデルは在庫しているっぽい!しかも、USキーボードも在庫してそう!!

USキーボードを前提に、いろいろ組み合わせを試してみたところ、ヨドバシで在庫しているのはこんな感じでした。

  • M1 Pro(10コア/16コア) メモリ32GB SSD1TB
  • M1 Max(10コア/24コア) メモリ32GB SSD2TB
  • M1 Max(10コア/32コア) メモリ64GB SSD4TB

もちろん、これは私が見たタイミングでのことで、いつもこれだということはないと思うのですが、何となく感じますね。松竹梅の3コース感。
(私が買ったモデルは、その時点での在庫は1台だったようです。私が買った後、販売予定数量が終了と表示されました。)

私の用途だと、SoCはM1 Proで充分だなと思うのですが、それだと梅コースでSSDは1TB。メモリは32GBだから充分なんですけどね。既に0.7TBくらいSSDを使っていたので、1TBモデルを数年使うというのは厳しい。いろいろ考えましたが、やっぱり厳しいし、どうせまた買い換えそうだと。
で、松コースは盛りすぎです。高すぎです。60万超えです。

結果、私は竹コースを選択しました。やっぱりSSDは2TB欲しい。メモリは32GBで良いとして、SoCが今までのM1 Proから、M1 Maxに変わります。GPUは最大の32コアではなく、24コアですが、そもそもM1 Proで良いくらいなので、そこは問題ありません。
ただ、24コアでもM1 Maxなら外部ディスプレイの接続台数が2台から4台になるし、それはそれで良いかもしれない。(普段はクラムシェルモードで外付けディスプレイ2台構成。だから、絶対に素のM1とかM2は買えないのです。)

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昨日買ったばかりで、まだそんなに使っていない(この記事を書くことで、本格的に使い始めたくらい)のですが、M1 Proと比べるとパームレストがほんのり温かいかも・・・というのが気になりました。だけど、まだ購入したばかりでDropboxやOneDriveのCPU使用率が200%とかになっているので、そのせいかも。1週間くらい使ってみないと、分かりませんね。

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1台目→2台目に続く2回目の移行アシスタントの活用なので、手慣れたものです。完全に移行されるわけではなくて、ちょこちょこ追加の設定は必要になるのですが、ファイルについては完全に移行されているので、特に問題なく以前の環境を使い続けることができます。

で、やっぱりUSキーボード。スッキリしているし、しっくりきます。(Controlキーの場所だけ、どうしようかなと思っていますが。)
ちなみに、RealForceも最近出たばかりのR3のMac版をUSキーボードで購入しました。万全です。

今度こそは長く付き合える相棒に出会えたはず!しっかり使いこなしていきたいと思います。

独立して10年が経って、その記念購入ということにしたいと思います。
結局パソコン(含むMac)を買ったり使ったりしてニマニマしたいだけの人生なのかもしれない・・・。まぁ、いいか。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。