Let’s note QR4を買った(ファーストインプレッション)

年末押し迫って、来年に向けたPCを購入しました。

2022年7月に購入したMacBook Pro(M1 Max/32GB/2TB)をずっと使っていて、今年の最初はだいたいそれを使っていたのですが、3月に事務所を借りてから様相が変わって、Mac miniやWindowsのミニPCといったデスクトップPCを事務所に置いて、それを使うようになりました。

PCを持ち歩く必要があるのは本当に打ち合わせとか、出先で仕事をする必要があるときだけなので、それで良かったのです。デスクトップPCの方がスペックは良いし。ミニPCにはCore i7でメモリを64GB積んだので快適そのものだったわけです。

途中、Surface Proを使っていた時期もあるのですが、メモリ16GBだと結構キツい。Officeスイートを使うだけなら16GBで充分なのですが、開発仕事だとメモリの空き状況を結構気にしながら・・・というストレスがありました。

ただ、デスクトップPCだと環境が散けてしまうという欠点もあります。事務所で仕事をしているときは問題ないのですが、自宅で仕事をするときの環境は別になってしまう(リモートデスクトップを使うという選択肢もあるのですが、細かな使い勝手は落ちる)という問題があります。
環境が変わることを前提とすると環境整備への本気度が落ちるし、環境構築の手間が重なるし、生産性が落ちてしまうのです。

なので、結局、どこでも使えて(持ち歩けて)スペックが高いPCが欲しいということになります。

再びMacBook Proを使う(M3 Maxとかを買う)ことも考えたのですが、入手まで結構時間がかかるし、かなり高額。しかも、メインスマホがiPhoneではなく、Galaxy Z Fold 5というタブレットにもなる折りたたみスマホになったので、やっぱりWindowsマシンの方が良い。

Let’s note QR4 CF-QR4STGAS

と、言い訳がずいぶん長くなったのですが、購入したのはLet’s note QR4 CF-QR4STGAS。ディスプレイを360度回転させるとタブレットになる2 in 1モデルで、以前使っていたCF-QVの後継モデル。色は新色のカームグレーです。いつもはプレミアムラインのジェットブラックを買っているのですが、標準色っぽいカームグレーでもスペックで実はプレミアム。

量販店モデルだとメモリが16GBで、QVの時と変わらないのですが、今回は法人モデルのCF-QR4STGASを大塚商会の「ぱーそなるたのめーる」で購入。スペックはこんな感じ。

  • CPU: Intel Core i7 1370P(14コア20スレッド/Pコア6・Eコア8)
  • メモリ: 32GB
  • SSD: 512GB →自己責任で4TBに換装
  • 5Gモデル

CPUはCore Ultraが登場して、AI PC時代が始まったというところではあるのですが、Let’s noteではまだ出ていないため、現時点ではLet’s note搭載CPUの最高峰であるCore i7 1370P。量販店向けの上位モデルでも12コアの1360Pなので、それより上。

メモリはなんといっても32GB。ここが重要!極めて重要!!
このためだけに買い換えたといっても過言ではない。
WSL2を使っても、Dockerを使っても、Webブラウザでタブをたくさん開いても、とにかくメモリに余裕があります。生産性が落ちない。

SSDは、サムスンの990 Proの4TBに換装しました。もちろん自己責任なのですが、4TBあると余裕ありまくり。いままでは換装しても2TBだったし、それで充分といえば充分なのですが、SSDはありすぎて困ることはないし、容量の半分くらいを使っている状態がベストなので、4TBあれば2~2.5TBくらいを常用していてもOKという余裕。実際、せいぜい1TBちょっとしか使わないのですが、超絶安心な状態。

あと、LTEモデルと思っていたのですが、いざdocomo Xi契約のSIMを挿してみると接続できない。そんな事態にハマってやっと気づいたのが、このモデルは5Gだったということ。docomoの契約を5G契約に切り替えて、無事接続できるようになりました。
本当に5Gいるのかなぁ・・・という気はしますが、これも無くて困るものでもないし。

ということで、QR4ライフが始まってまだ5日目なのでが、これからどれくらい使っていくのか。MacBook Proほどではないとしてはかなり高額(吊しのMacBook Proよりは高いけど・・・)なので、仕事で充分元を取ったと思えるくらいは使っていきたいと思います。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。