常にブログを書くための工夫

Tech Garden Schoolというところでここ数年講師をしています。だいたいプログラミングのコースにいるのですが、ビジネスコースといってブログをベースにして自分のビジネスを作っていこうというコースで、教えたり相談にのったりすることも多いのです。

ビジネスコースでは、WordPressでブログを立ち上げて、記事を書いて、広告を載せて、動画なんかにも取り組んでという感じで、まずはITリテラシーを高めてもらいつつ、基礎固めをするところから始めるのですが、ブログに取り組むとなると、やはり課題になるのは、いかに記事を積み重ねていくかです。

広告を載せるにしても、きちんとコンテンツとして価値のあるものでないとGoogleの審査をパスしないし、そうした基礎固めの後には自分のビジネスを作るにも、きちんと自分が発信できる分野を定めて、定期的に発信を積み上げられるのだという実績を作ることは何よりも重要です。

だから、やっぱり記事を書こうねという話になるのですが、そう簡単に書けないというのも実際のところです。

どうすれば毎日書けるのかと言うと、それは私も知りたいくらいで、なかなか難しいのですが、自分なりの工夫については、少し書いておこうと思います。

ネタを見つけることを日常にする

記事を書くにはネタが必要です。ネタは待っていても生まれないので、ネタを自分で作っていく姿勢が必要です。何かに興味を持つ、チャレンジしてみるといったことが必要でしょう。

また、必ず1日に1つネタが見つかるわけではありませんから、複数見つかる時はできるだけストックしておくと、後で気が楽になります。

どこでも書ける環境をつくる

PCの前に座って、さぁ書こうと思ってもなかなか難しいものです。ネタが見つかるのもPCの前に座っている時とは限りません。ネタを思いついた時に、すぐに何か書き始めることができる仕組みが必要です。また、最終的に投稿する文章はPCの前などで落ち着いて作業するとしても、ネタから記事にまとめ上げておく途中の段階、例えば書くべきことの見出しを作るとか、記事の書き出しと最後のまとめを先に書いて、途中の部分は見出しごとに後で埋めていくようにするとか、いろいろ文章を練り上げる方法はあるわけです。

そうした作業の進め方を可能にするツールとして、私はUlyssesを使っています。UlyssesはmacOS、iPad OS、iPhone OSのいずれでも使用可能なMarkdownをベースにしたエディタで、すべてのデバイスで書いた文章は同期されます。そのため、ネタを思いついた時はiPhone、見出しを上げるのはスキマ時間にやはりiPhoneで。そして、最後のまとめと投稿はiPadかMacを使って行います。また、Ulyssesはアプリから直接WordPressに投稿できるので、別の環境を使う必要がないのも便利なところです。

書くためのハードルを上げない努力をする

WordPressを使ったブログは手をかけようとすれば、どこまでも手をかけることができます。記事のサムネイル画像をはじめ、書籍や商品を紹介するにはAmazonリンクも追加したい。凝る人なら記事の冒頭を吹き出しでの掛け合いにするとか、適切な画像を見出しごとに入れるということもあるでしょう。

凝りたい人は凝れば良いと思うのですが、そうやってハードルを上げすぎると、それが面倒になって書けないということもあるでしょう。そうであれば、どこかで手を抜くということも大切です。私の場合、サムネイル画像とAmazonリンクまでがせいぜいです。文章中の画像は説明に必要ならば入れますが、画像を入れたいだけのための画像は入れないようにしました。

サムネイル画像については、WordPressの投稿画面で直接ストックフォトサービスから画像をダウンロードして入れられるようにStockPackというプラグインを入れました。
また、WordPress公式プラグインであるJetPackを使えば自分のGoogle Photosから直接画像を使えるようにもなるので、それも有効活用できますし、そもそもサムネイル画像を入れなくても、そこそこの見た目になるようにテーマ側を工夫しておくこともしています。

毎日、気にする

意外と重要なのは、自分自身が自分のブログの第一の読者になるということです。そうすることで、自分のブログを常に気にかけることになり、また書こうという気持ちになります。

アクセスログの変動も、毎日気にするようにしましょう。Google Analyticsをわざわざ見るのが面倒だという人でも、JetPackの統計情報なら自分のサイトを見るだけでヘッダーバーに表示されるので、それだけでも良いと思います。

自分の記事に助けられる経験をする

自分自身が読者になるという話の延長線上ですが、技術Tipsなどを書くと、将来の自分の役に立ちます。また、旅行に行った思い出なども、後で振り返ると楽しくなるので、それも良いでしょう。

そういう、自分の記事を見て助けられたとか楽しいという経験をすれば、未来の自分へのプレゼントとして、また描こうという気持ちになれるでしょう。

と、いろいろ書いてみましたが、私自身もここ半月ほどは続いているとはいえ、今までだって毎日書こうというチャレンジだけはするけど、1ヶ月続いた試しはなかったりするので、今後はわからないのです。
それでも、現時点で公開しているものだけでも2000本近い記事のストックがあり、非公開を含めるとその倍くらいになるので、チャレンジすること自体の意味はあるのだろうと思います。

毎日の投稿が1ヶ月になった時に、また工夫を書いてみようと思います。

この記事を書いた人

井上 研一

経済産業省推進資格ITコーディネータ/ITエンジニア。株式会社ビビンコ代表取締役。コールセンターへのAI導入プロジェクトに参画したことをきっかけに、AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。株式会社ビビンコでは、IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。