ミッションとビジョン

ミッションは、自分がやることです。自分の任務です。
ビジョンは、自分が望んでいる世界です。

ミッションは、自分のビジョンに至るために立てるものです。
だから、ビジョンはどうしても必要になります。
ビジョンは、価値観のもとになります。
自分にとって、何が素晴らしいことか。それは、価値観です。
価値観は、ビジョンを構成する一部であったり、ビジョンに至るための道程の一部だったりします。

ところで、ビジョンは共有出来ないのでしょうか。
例えば、会社ではどうでしょうか。
例えば、国ではどうでしょうか。
例えば、世界ではどうでしょうか。

いや、個人であっても、自分のビジョンを見つけだすことは、簡単なことではないのです。
ビジョンが見えている人は力強く行動出来ますが、そうでない人は、やはり千鳥足に行動してしまうのです。少なくとも、効果的ではありません。

私が、コンピュータの価値を探しているのは、私のミッションを明確にし、そのミッションを果たすことに価値を見出すためです。
それは、順序が逆になりますが、「コンピュータのある世界」に存在するビジョンを見出すことなのかも知れません。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。