7つの習慣まとめ「刃を研ぐ」

ここまでまとめてきた7つの習慣は、ついに最後の習慣まで進むことが出来た。第7の習慣は、第1~第3の習慣で学んだ私的成功の習慣、第4~第6の習慣で学んだ公的成功の習慣を、真に実践し、継続的に成長していくために、自分の刃を研ぐ習慣だ。

第7の習慣「刃を研ぐ」

第7の習慣は個人のPCである。肉体、精神、知性、社会・情緒の各側面を再新再生させることだ。
刃を研ぐことは、第II領域の活動であり、主体性を発揮しなければならない。

毎日の私的成功
肉体、精神、知性に1日少なくとも1時間を費やす。
社会・情緒の再新再生は、取り立てて時間を割くことなく、普段の生活の中で、他の人と接する活動を通して行うことが出来る。

価値観と使命
自分の価値観に忠実に生きることこそ、自尊心を呼び起こす源。心の平安は、自分の生き方が、正しい原則とそれに基づいた価値観とに調和しているときのみ得られる。効果的な相互依存的な生活を送ることも、内的な安定性の源になる。有意義で人の役に立つ奉仕も、内的な安定性の源になる。

相互依存状態にいる人は、自分は周りの人にとっての社会の鏡になっていると自覚している。私たちは人に対して、明確で、ゆがんでいないその人のイメージを映し出すことにより、強力なリーダーシップを発揮することができる。

これこそ人生の真の喜びである。自らが偉大と認める目的のために働くことである。世界があなたを幸せにするために働いてくれないと常に文句を言い続けることに興奮した、わがままな病気と不平の小さな塊ではなく、自然のひとつの力になることである。私が思うには、私の人生はコミュニティー全体のものであり、命があらん限りそれに仕えることは私の特権である。私は死ぬ時に、ことごとく使われ果てていたいのだ。熱心に働けば働くほど私は生きるからである。人生を人生のために喜ぶ。人生は私にとって短いろうそくではない。それは今の瞬間にかかげる素晴らしい松明であり、次の代にそれを渡すまで、でき得る限り赤々と燃やし続けたいのである。

奉仕とは、この地球に住む特権を得るための家賃である。

現在の姿を見て接すれば、人は現在のままだろう。人のあるべき姿を見て接すれば、あるべき姿に成長していくだろう。

再びインサイドアウト

流れを変える人になる。受け継いだ悪い影響を与える古い脚本を、自分が新しい脚本に書き換える。それをミッションステートメントに組み込む。
毎日の私的成功で始まるインサイドアウトのアプローチによって。

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この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。