7つの習慣まとめ「重要事項を優先する」

次は第3の習慣。これで、私的成功のための習慣は最後。すべてを身につけることが出来れば、依存状態から自立状態に至る。

第2の習慣のまとめで書いたように、すべてのことは2度作られる。第1の創造は何をやるべきかというリーダーシップであり、第2の創造はそれを実現するというマネジメントだ。第3の習慣は、第2の創造にあたり、マネジメントに関する習慣である。

第3の習慣「重要事項を優先する」

自らの意思決定に沿って行動する力が必要。
そのためには、第2の習慣で自分のミッションステートメントに対して、真の決意が必要となる。

第2領域に時間をかける。
マネジメントとは、重要な事項に時間をかけるということだ。スケジュールを調整するのではない。自分が何に時間を使うのかを調整するのだ。
時間の使い方には4つの領域がある。第1領域は緊急かつ重要、第2領域は緊急ではないが重要、第3領域は緊急だが重要ではない、第4領域は緊急でも重要でもない。第1領域には対応せざるを得ない。第3領域も多いが見直すべきだ。第1領域や第3領域の緊急事態が多すぎると、逆に第4領域への逃避が見られる。そうすると、第2領域に時間がとられないことになってしまう。
ここで重要なのは、第2領域の時間をとるという自分の決意なのだ。第3領域や第4領域から第2領域に時間を振り向ける。第2領域には今後起こることへの準備といった活動も含まれるから、第1領域の発生が少なくなることも期待できる。ミッションステートメントを作ることや読み返すこと、P/PCバランスを考慮してPC(目標達成能力)への投資をすることなどは第2領域の活動の中心だ。

デレゲーションでは能率ではなく効果性を考える。
デレゲーションとは他人に作業を頼むことである。デレゲーションには「使い走りのデレゲーション」と「完全なデレゲーション」がある。使い走りのデレゲーションは、手段にフォーカスする。ああしろ、こうしろと手段を指示するのだ。完全なデレゲーションは結果にフォーカスする。手段はデレゲーションする相手に任せる。

この記事を書いた人

井上 研一

経済産業省推進資格ITコーディネータ/ITエンジニア。
合同会社井上研一事務所代表、株式会社ビビンコ代表取締役。
北九州市出身、横浜市在住。AIやIoTに強いITコーディネータとして活動。北九州市主催のビジネスコンテスト「北九州でIoT」に応募したアイディアが入選し、メンバーと株式会社ビビンコを創業。著書に「初めてのWatson」、「ワトソンで体感する人工知能」など。セミナーや研修講師での登壇多数。