iPad mini 4とBamboo Fineline 2スタイラスでノートがとれるか?

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打ち合わせやセミナーなどでノートをとるとき、どうしていますか?最近はノートPCを持ち込んで、キーボードでメモるということが多いように思いますが、キーボードでの入力が追いつかなかったり、図表を描きたいときは、手書きの方が便利です。ということで、紙とペンも併用する必要があったりします。

iPad Proの9.7インチモデルが出て、Apple Pencilの使い心地を試してみると、これが素晴らしい。もう、紙とペンはいらないじゃん!と熱くなったのですが、いざ買おうとするとあまりに高い。iPad Proはせっかくだからセルラーモデルにしたいし、Apple Pencilもなかなか高価、せっかくなら専用キーボードも買いたいし、これだけ高額なものだからApple Careにも入っておきたい・・・と考えてみると、一気に14万円くらいの出費になる。そんなお金を出してまで必要か?と自問自答してみると、まぁ手が出ませんな。

Bamboo Fineline 2

ということで、既に持っているiPad mini 4でどうにかならないか?と思うわけです。で、いろいろ調べてみると、今はスタイラス側に電源を持っているアクティブスタイラスというものがあるらしい。スタイラスとかデジタイザといえばワコムだろう。ワコムにiPad専用のアクティブスタイラスがあるらしい。Babmoo Fineline 2というらしい。5,000円くらいで買えるらしい。

iPad Proの14万円ほどとは月とすっぽんですが、Bamboo Fineline 2を購入。ノートが取れるかやってみました。

Bamboo Fineline 2は、BluetoothでiPadと接続し、さらに対応したアプリを使用する必要があります。対応アプリは、ワコム製のBamboo Paperのほか、いくつかあります。その中で、私の用途にもっとも合ってそうなGoodNotesを使用することにしました。

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これがペン先です。細いですね。昔からあるスタイラスのように丸いゴムのペン先とは格が違います。

実際にノートをとってみた

昨日、ITコーディネータ協会主催のセミナーがありました。会場は内幸町ホールで、劇場タイプの会場なので、テーブルはありません。つまり、ノートPCを置いて作業するのはそもそも無理なのです。でも、iPad miniにスタイラスならOKですね。

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で、とったノートがこちら。いかがなものでしょう。立派にノートがとれてますよね?
2時間ほどのセミナーで、4ページ分のノートをとりました。

GoodNotesには、ノートの一部を拡大表示して入力するモードがあります。これを活用すると、このようなノートがとれるのです。

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書き心地はどうか?

まぁ、iPad ProとApple Pencilの組み合わせと比べれば、やっぱり書き心地は落ちます。ペンを持つ角度を設定できるので、それである程度は改善したりするのですが、やっぱり入力を取りこぼしたりします。特に点を打つのが難しいかも。

でも、先に挙げたくらいのノートはとれます。手持ちのiPad mini 4に5,000円程度の投資でここまでできれば充分という気もします。

あと、iPadの画面(ガラス)に樹脂のペン先で書くので、コツコツという音をうるさく感じるかもしれません。この点は、いま、iPadに液晶保護シートなどを貼っていないからではないでしょうか。液晶保護シートを貼ると、逆にスタイラスの感度が気になるところでもありますが、いくつか試してみようと思います。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。